標本つくりおさめ

今日は動物標本づくりの日。今年のつくり納めです。
その前に、若いメンバーたちが、ある機関で不要になった自然系の図書や雑誌を引き取って山分けしています。

まさしく宝の山!こうして本を大切に思ってくれるのはとても嬉しいですね。それにしても、みなさん、しまう場所はあるのかな・・?
さて、今日はスペシャルゲストが!!ドイツで動物標本作製の専門学校を出て、標本師として博物館で働いてきたAさんが来てくれたのです。

みんな、ゴッドハンドをくらいつくように見ています。手順も、一つ一つの技も、生きものの姿を正確に、永久にとどめるための理にかなった方法です。決して特別な道具や薬品などを使うわけではありません。それでも、たった半日ほどで仕上がった本はく製は、生きている時の姿が自然に、完璧に再現されていました(まだ完全に乾燥していないので完成品の写真は掲載していません)。
これからもまた時間のある時に来ていただけるそうで、標本づくりのメンバーも大喜びでした。
来年もまた、博物館の資料充実のために楽しくがんばっていこうと思います!
(生物担当学芸員 秋山)

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