れっつごー! 日本の名城散歩(沖縄編)#2

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今回は、「日本100名城」、「続日本100名城」のうち「沖縄県のお城」についてご紹介したいと思います。
皆様もご存じの通り、2019年11月に非常に残念なことですが、首里城の「正殿」他の建物が火災にあい、全半焼し無残な姿となってしまいました。また、今年は新型コロナウィルスの感染拡大により、8月に「県独自の緊急事態宣言」をし、医療機関や観光業界も非常に厳しいい状況に置かれた自治体のうちの一つ「沖縄県」です。
(現在は、「緊急事態宣言」は解除されたようですが)

私も大好きな沖縄の “復興応援のために何かできないかなぁ” と…。

皆様にも〝できる範囲での応援をしていただけたら″ との思いから、今回「沖縄県」をテーマに選ばせていただきました。
もちろん、私も可能な限りで “できることをやれたら” と考えております。

 
今回も最後に「Google Earth」を使用した動画もありますのでお楽しみください。

 
続日本100名城とは
平成18年に「財団法人 日本城郭協会」により選定された「日本100名城」から、残念ながら選定より漏れてしまった城郭・城跡の中から、選定基準は「日本100名城」と同様のままで、平成29年(2017年)に100城を追加選定したものです。
「日本100名城」については、前回の投稿記事をご覧ください。(前回の投稿は★こちら★

今回ご紹介するお城は

  1. 今帰仁城
  2. 座喜味城
  3. 勝連城
  4. 中城城
  5. 首里城

そうそう、本題を始める前に、沖縄のお城全般の特徴をご紹介します。
一つ目は、城内に「御嶽(うたき)」と呼ばれる礼拝所があること。
二つ目は、石垣が「琉球石灰岩」と呼ばれる大昔にサンゴが堆積してできた石で組まれていることです。見た目にもゴツゴツとした感じで、より“勇ましさ”を強調している気がしました。

では、前置きはこれくらいにして、本題の「日本の名城散歩(沖縄編)」を始めるとしましょう。

 

《1.今帰仁城》  沖縄県国頭郡今帰仁村

【訪問記】 訪問日:2019年9月

なきじんじょう」と読みます。
今回の中で沖縄本島の最北部にあるお城です。(別の言い方をすれば、那覇より一番遠い所にあります。)皆様ご存じの「美ら海水族館」のすぐ近くです。(車で20分ほどの距離でした。)
このお城に建物はありません。(今回ご紹介するお城は、“首里城(復元建造物ですが)”以外、現在建物はありません。)このお城の特徴は、「百曲り(ももまがり)」という上から見ると曲線を描く石垣です。首里城など他のお城でも見られますが、甲乙つけがたい立派な規模ではないかと思います。
訪問時はあいにくの曇り空でもありましたが、それと「百曲がり」の石垣の曲線美が相まってか、最頂部から見たお城全景の眺めは日本のお城とは思えない不思議なものを感じる眺めでした。

 

《2.座喜味城》  沖縄県中頭郡読谷村  【続日本100名城】

【訪問記】 訪問日:2019年9月

ざきみじょう」と読みます。
比較的小ぶりなお城で、「一の郭(くるわ)」と「二の郭」のみのシンプルな構造でした。しかし、ここも曲線状の石垣となっており、城壁から「横矢掛かり」が行えるようにするなど敵の攻撃に対し備えをしていたようです。また、城内には沖縄のお城で初だそうですが、石垣をくり抜いたようなアーチ型の門がありました。(写真の他にもう一つ奥にありました)
くるわ:「曲輪」と表記されることも。城内で建物などを立てるための平坦な土地のこと。戦国時代以降の大規模なお城では「本丸」「二の丸」などと言うこともあります。)
横矢掛かり:石垣を上から見たときに沖縄のように石垣を曲線としたり、わざとデコボコにすることで、敵を正面からだけでなく、側面から攻撃できるようにした戦術施設のこと、またはその戦術です。)

 

《3.勝連城》  沖縄県うるま市  【続日本100名城】

【訪問記】 訪問日:2019年9月

かつれんじょう」と読みます。
(そのままかぁ…!)
後に紹介する「首里城」に次いで、私の好きなお城です。
曲線状の「琉球石灰岩」の石垣や、建物が残っていないことは他のお城と同様ですが、頂上部からの景色は最高でした。(《おまけ》の動画を見てください。360度ビューを撮影しました。)お城が中城湾に突き出た半島に築かれていることもあり、雄大な海を見ながら振り向くとまた海が見えるオーシャンビューとなっていました。
また、お城の中段にはかなり大きな「首里城の正殿」のような御殿もあったようです。
「何が?」と言われてしまいそうですが、私には「沖縄だなぁ」を感じる場所でした。
《おまけ》「勝連城からの眺望」

(1分13秒)

 
《4.中城城》  沖縄県中頭郡中城村

【訪問記】 訪問日:2019年9月

なかぐすくじょう」と読みます。
このお城の特徴は、「郭」が多いことと、石垣の積み方が「野頭積(のづらづみ)」「布積(ぬのづみ)」等多彩な積み方が見られるところです。(石垣の積み方については、長くなりそうなので別の機会にご紹介したいと思います。)
また、沖縄のお城全般に見られる「聖域(=御嶽(うたき))」と言われる礼拝所が、城内に八か所と多い部類であることも見所でしょうか。(ちなみに、首里城では10ヶ所だそうです)「御嶽」は「男子禁制」で、女性のみ入ることができた礼拝所のようです。現在でも城内に限らず「斎場御嶽(せーふぁうたき)」というエリアを琉球王国最高の聖地として、県内にいくつもあるそうです。沖縄の華やかな南国イメージとは裏腹に、神秘的な側面を見た気がしました。

 

《5.首里城》  沖縄県那覇市

【訪問記】 訪問日:2019年9月

しゅりじょう」と読みます。
(皆様ご存じですよねぇ…!)
沖縄のお城と言えば、誰しもが思い浮かべるお城ではないでしょうか。
規模も他に比して大きな城で、「守礼門」、「瑞泉門」など見所も多いなか、なんと言っても「正殿」が有名では…。(写真が「正殿」です)
「琉球王国」時代の象徴であり、10か所の「御嶽」が示すとおり、宗教上の聖地でもあったようです。もちろん「政治」の中心でもあったとのこと。
面白いのは、「龍」の彫刻等が城内各所にあるのですが、注目して欲しいのは「指」の数です。中国では龍の「指」の数は「5」、沖縄以外の日本では「3」なのですが、沖縄では「4」だそうです。「琉球王国」時代には中国との交流が重要であったようで、中国に対し「忖度」をしたのでしょうか、中国の「5」に対し一本少ない「4」としたようです。(いつの時代でも「忖度」はあったようで…)
幸いにも焼失直前に訪問することができ、見事な姿を満喫してまいりました。
何はともあれ、一刻も早い復興を願っております。

では最後に、以下の▶印をクリックして、”日本の名城散歩”へ「ンジ メンソーレ(行ってらっしゃ~い)」。(ま)

(2分30秒)