立冬の風景

11月7日は二十四節気の立冬です。
とは言え、まだ冬の足音は遠くの方にあるように思える穏やかな一日でした。
それでも、博物館の駐車場のサクラは期待どおりに美しい紅葉の落ち葉で地面を埋めてくれています。

サクラの木の下に広がる落葉の紅葉

今年は台風のせいなのか、気温の加減なのか、枝についている葉のようすを見ると、カエデやケヤキの紅葉はあまり期待できなさそうです。黄色くなるよりも先に、茶色っぽく枯れてきているからです。
秋の話題をもう一つ、ヤマノイモのつるの途中についているコブのようなものは・・

ヤマノイモの茎の途中にコブのようなものが・・

ムカゴ(珠芽)です。ムカゴとは、栄養繁殖器官の一つです。ここから芽が出て新たな株に育つもので、ヤマノイモやユリのなかまなどに知られています。中身は食用にする山芋と同じようなものなので、食べられます。むかしから塩ゆでにしたり、お米と炊き込んでムカゴ飯にしたりしました。

ヤマノイモのむかご

割ってみると、種子や果実ではないので胚や子房もなく、まさにミニチュアのおイモです。

割ると糸をひく粘りけがあります

晩秋の風物であるヤマノイモのムカゴは、どの株にもつくわけではないのですが、つく株にはたくさんなります。ちょっと触っただけでぽろりと落ちるので、その気になればすぐにポケットいっぱいになるくらい、収穫できます。

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