緑区の小山小学校でテントウムシを題材とした出張講座を行いました。
これは、法務省矯正局と実施している環境学習のプログラムのひとつです(小山中学校での授業の様子はこちら)。
まずは、テントウムシについてお話をしました。

室内からスタート!
3年生の児童の皆さんは、ちょうど理科の授業で虫のことを習っているそうで、タイムリーな話題だったようです。
テントウムシのすごいところ、ということで、アブラムシを食べることや、テントウムシが天敵から身をまもる術、そして、模様や種類の多様性の話を聞いてもらいました。
ところで、テントウムシは日本に何種いるか、ご存じですか?なんと、その数、約180種類。
その話をすると、児童のみなさんは「えーっ!」といい反応をしてくれました。
お話の後は、校庭でテントウムシを探してみます。

何かいた!
テントウムシが生きていくためには餌のアブラムシ、そのまた餌の植物と、いろいろな生きものがいる必要があります。
テントウムシ以外の生きものも一緒に探してもらうことで、校庭の生態系の一端をみんなで覗きました。

ナミテントウの幼虫
肝心のテントウムシは、幼虫と蛹がたくさん見つかりました。校庭にもたくさんのテントウムシがいるようです。ただ、残念ながら、成虫は見つかりませんでした。
また探してみてね、ということで講座を締めくくりました。
(動物担当学芸員)