6月に入って関東地方はほぼ例年並みに梅雨入りしました。朝からしっとりと小雨の降る6月10日、博物館周辺の緑が色濃くつややかに見えます。お隣の樹林地では、オオバジャノヒゲが静かに咲いていました。

オオバジャノヒゲ
まるで雨を避けるかのようにうなだれているように見えますが、晴れていても同じように咲きます。

オオバジャノヒゲの花
駐車場では、ホタルブクロとヤマホタルブクロが咲いています。昨年、奥側の駐車場の樹木を伐採して少し盛土したため、ホタルブクロは絶えてしまったかと思っていましたが、フェンス脇で力強く咲いてくれました。

ホタルブクロ

ヤマホタルブクロ
ここではホタルブクロとヤマホタルブクロが隣り合って咲きます。その違いについては2022年のこちらのブログをご覧ください。
花ではありませんが、ニガイチゴが結実しています。果実を噛みしめると苦みを感じるのでこの名がついたと言われていますが、私自身はほのかな甘みは感じても、苦みを感じたことはありません。

ニガイチゴの果実
不思議に思いつつ、この野イチゴを毎年味わっています。
緑が濃くなるとともに、花や果実も目立ってきました。梅雨は人間にとってジメジメして良い季節とはいいがたいのですが、植物には最も生命力にあふれる季節でもあります。
(博物館長・学芸員)


