6月20日朝、ほとんどのカイコが脱皮して5齢(終齢)になりました。

5齢になって立派なカイコに
胸部背面の眼状紋(がんじょうもん)も明瞭になりました。この部分を眼と思われていることが多いのですが、これはカイコの祖先が野生の蛾であったころの名残りです。鳥などに食べられそうになった時に、大きな目玉模様を見せることで敵を驚かせ、身を守っていたのでしょう。

眼状紋も明瞭になりました
ここから繭を作り始めるまでの約1週間はラストスパートです。新しいクワの葉を与えたら、早速、豪快に食べ始めました。

早速、モリモリ食べています
この齢期は、飼育容器に耳を近づけると「シャリシャリシャリ・・」と葉を食べる音が聞こえます。かつて1回に何千頭も飼っていた養蚕農家では、雨音のようにこの音が蚕室に響いていたそうです。
天気予報を気にしながらクワの葉を摘む1週間となりそうです。
(博物館長・学芸員)


