博物館実習2日目、資料の取扱いを学びました。

8月5日(水)、博物館実習2日目を迎えました。共通実習の中日にあたるこの日は、みっちり丸1日かけて資料の取扱いについて学びます。
3グループに分かれ、ローテーションで自然系資料と人文系資料の取扱い、資料の梱包方法を各分野担当学芸員からレクチャーされます。

自然系資料は植物標本を教材に、生物担当学芸員の当館館長とボランティアグループ・相模植物調査会の皆さんが講師となって、押し葉標本を台紙へ貼る「マウント作業」などを行いました。

まずは座学で基礎的なことを学びます。

ベテランのボランティアさんが優しく教えてくれました。

人文系資料では、掛軸と巻子(かんす)を取扱いました。指導係は民俗担当学芸員です。矢筈棒(やはずぼう)や罫算(けさん)などの専用具を使い、巻きが偏る“タケノコ状”にならないように注意します。

取り出した巻子を開くところ

高所にある掛軸を取り外すときは矢筈棒を使います。

梱包実習は、なんと本物の土器を用いて行います。考古担当学芸員による指導のもと、ペアで協力し合って適切な梱包材の選び方、梱包手順などを考えながら実践します。

ペアで協力・分担して安全に土器を梱包します。

梱包材の使い方を学芸員がアドバイスしています。

初めて実物資料を触ったという実習生や、自身の専攻または大学の資格課程での経験を振り返りながら臨んだ実習生など事情は様々ですが、いずれも本物の博物館資料を教材とした実習に緊張感をもって取り組んでいるようでした。

このほか、初日の施設見学では見きれなかった分野別の収蔵庫では、資料ごとの収蔵方法の違いや工夫点、受入れ資料が所狭しと並び、ひっ迫した現状などを見学しました。

植物標本の保存・管理について解説しています。

同じ収蔵庫内でも、昆虫標本は植物標本と保存方法が異なります!

出土した遺跡ごとの棚に収められた土器片。その数の多さに圧倒されます。

8月4日から始まった共通実習は、あっという間に最終日を残すのみとなりました。実習生にとって実りある1日となることを期待しています。

(歴史担当学芸員)

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