船上からの調査

今日は宮ヶ瀬湖で行われた水鳥の調査に参加してきました。ダム事務所に船を出していただき、船上から湖岸をたどって水鳥をカウントしていきます。

船に驚いて飛び立つオシドリの群れです。入り江状の湖岸で羽を休める水鳥にはちょっと申し訳ありませんが、湖内の水鳥全数を把握するにはとても効率のよい方法です。
毎年行われる調査で、ふだんはなかなか見られない位置からの観察なのでとてもエキサイティングなのですが、とにかく寒い!
・・はずでしたが、今日はとても穏やかな曇り空の日でした。水面もすっかり凪いでいます。

今年の特筆事項は、カイツブリのなかまが多かったこと。例年、いても1羽程度なのに、今日はこのハジロカイツブリが複数見られました。

カワガラスも湖岸に多く見られました。ふだんは渓流に多い鳥です。

猟期まっただ中のためか、ニホンジカの群れが安全を求めて湖岸に多く見られました。

こちらは昼食時にいったん上陸した公園で見られたハクセキレイ。

穏やかとはいえ、ずっと船上で湖面の風に当たっているとやっぱり冷えます。
今日は早めにお風呂で温まろうと思います。
(生物担当学芸員 秋山)

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