飛ばしてみた!ミニサロン

昨日の予告どおり、今日の生きもの大好きミニサロンは風に乗って飛ぶ植物のタネを観察しました。

ニワウルシの果実(上の写真)は、高速でくるくると回転しながら落ちていきます。
トウカエデの果実は、種子を軸にヘリコプターのローターのように回りながら落下します。そのしくみを紙やクリップ、ホチキスなどを使って作ってみました。

高いところから落としてみようと、肩車で実験!

さらに、締めくくりの実験はおなじみのタンポポのタネ。形はだいぶ違いますが、浮力を使って風に乗るしくみは同じということで、こんな落下傘を作りました。

素材はティッシュペーパー1組。のりもホチキスも、ハサミも使いません。当館オリジナルの落下傘モデルです。

こうして体験してみると、紙の折り方やちょっとしたズレでうまく回転しなかったりして、自然のカタチがいかに工夫されているかがわかります。
そして、そもそもなぜこんな風にタネを飛ばさなくてはいけないの?というおはなしをしながら、ミニサロンを締めくくりました。
次回は2月27日(土)12時からです!
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 今日の博物館 パーマリンク