ガン見

今日は朝から展示用の写真を撮りにでかけてきました。
ふと上の方から視線を感じるのでそちらを見ると・・

ムクドリにガン見されていました。
そういえば、鳥の多くは頭部の横両側に目がついています。そのため両目視野は極端に狭く、通常は20度ちょっとくらいしかありません。両目視野内では対象を立体的に捉えられるので、食物をとるときなどは両目視野で見ているようです。しかし、警戒対象を見るときは単眼視野で見ているので、人間を警戒するような時はあえて横向きになります。
こちらは近くにいたメジロですが、こんな感じです。

こちらのほうがガン見っぽいですね。
そばのフェンスにシジュウカラがとまっていて上端部の裏側をつついていました。

どうやら休眠しているクモや昆虫を食べているようです。よく見つけますね!
どの鳥もペアでの行動が目立ってきました。鳥たちは春本番です。
(生物担当学芸員 秋山)

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