鳥類標識調査

毎年博物館の近くで実施している鳥類標識調査(バンディング調査)を、今年も行っています。

野鳥を捕獲して足環を付けて放鳥するのですが、環境省から委託されている(公財)山階鳥類研究所が主体となり、鳥類標識調査員(バンダー)の資格を持つ人がボランティアで調査に従事しています。博物館にはバンダーがいないので、いつも協力してくれているバンダーFさんに調査していただいています。
バンディングは、ふだん手元の距離で見ることのできない野鳥を観察できるチャンスです。そして、冬場は潜伏していてなかなか見ることのできない鳥の存在を明らかにしてくれます。例えばクロジという鳥です。

ふつうに野鳥を観察していても、なかなか存在に気付きません。しかも、なんともシックで美しい羽色です。
同じく冬鳥のジョウビタキは比較的目立つ鳥ですが、メスの尾羽にこんなにオレンジ色があるとは!

特定外来生物、ガビチョウも捕まりました。今となっては懐かしいガングロ系です!

通常、立ち入りの出来ないエリアで調査をしていますので、見学などはできませんが、このブログで引き続き調査のようすを報告していきます。
(生物担当学芸員 秋山)

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