相原高校で植物採集の実習

5月11日、県立相原高校(緑区橋本)の環境緑地科の生徒さんに、植物採集の実習を行ってきました。

野外で植物採集

橋本駅前の市街地から相原高校の正門を入ると、別世界に迷い込んだような錯覚にとらわれるくらい、とても緑豊かな環境にあります。しかし、今年度中に校地の移転を進めることが決まっているため、生徒さんの課題研究として、校内の樹木の標本を残すというテーマが与えられたのです。
校内の池では、ちょうどアズマヒキガエルが変態しはじめていました。

変態したてのアズマヒキガエル

環境緑地科の生徒さんだけに、剪定バサミや高枝切りの扱いは手慣れたものです。でも、標本づくりは初めてのようで、同行していただいた相模原植物調査会のボランティアさんに一つ一つ指導を受けました。

手慣れた手つきに見入っています

表も裏も重要なのが植物の葉です

決められた大きさにまとめるのに一苦労ですが、もともと植物に触れ慣れているせいか、想像以上にスムーズでした。

コツがわかるとスムーズに仕上げられました

標本を残す意義や植物の名前をおぼえるコツなどもお話しして、実習をまとめました。とても集中して取り組んでいただけたのと、相原高校のバラエティに富んだ植栽木のおかげで、楽しい実習の時間となりました。

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