いつも渦巻きというわけでもありません


水平に張った円網に、渦巻き模様の白い飾り。
写真は博物館周辺でもよく見られるカタハリウズグモです。


クモは渦巻の下にぶら下がっています。

この渦巻き模様のように、網につけられた白い帯状のものを「かくれ帯」とか「白帯(はくたい)」と呼びます。
しかし、その機能については様々な説があり、はっきりわかっていません。
ウズグモに関しては「網の張り(テンション)を調節するため」という事が確認されています。
また「空腹時には渦状の白帯を、そうではない時には帯状の白帯をつける(あるいは何もつけない)」という事が経験上、知られています。

というわけで、このクモはあまりお腹が空いていないようです。


これはどっちなんだ(笑)!


白帯は普通ですが、めずらしいほぼ垂直の円網です。

クモの種類によって、おおむね垂直に近い網を張るか、水平に近い網を張るか決まっていますが、かなり柔軟性はあります。
とはいえ、ウズグモの仲間でこれだけはっきり垂直に見えるのは珍しい例です。
渦巻き模様も乱れていませんし、はて、どんな風に網の張りを調節しているのでしょう。
たった1種類のクモでも、生き物を見ていると次々に疑問が沸き起こってきて、飽きません。

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