白露を過ぎても猛暑・・植物野外調査(9月11日)

季節的には秋なのですが、今週は連日猛暑が続いています。そんな中、相模原植物調査会のみなさんと緑区の奈良本峠方面へ調査へ行きました。目的は、県内ではほとんど確認例の無い樹木がこの地域で見つかったという情報があるからです。

山道は気持ちの良い風が吹いていますが、風が止むと蒸し風呂です

博物館を出発するときに「こんなに暑くて野外調査大丈夫?」と心配されました。しかし、街中のアスファルトの道と違い、山道は少し風があれば、木陰は快適です。それでもやはり勾配のある所を歩くので、ものすごい量の汗をかきました。その分の水分をしっかり補給しながら歩いたのですが・・
今日の目的の植物はなかなか見つからず、そのかわり切り株ではこんなキノコが出迎えてくれました。

ニガクリタケ

かわいらしく綺麗な色のキノコですが、猛毒のニガクリタケです。
結局その植物は見つからず、今日は成果無しかも・・と下り始めたら、こんな植物を見つけました。

ヒトツバハギ

ヒトツバハギというミカンソウ科の低木で、相模原市内では初めての確認です。
猛暑の中をがんばって調査した甲斐がありました。
帰り道、こんな昆虫にも出会いました。アシグロツユムシです。

アシグロツユムシ

スマートできれいな虫で、近づいてよく見るとかわいらしい顔をしています。

アシグロツユムシの顔

さらに下ると、フクラスズメという蛾の幼虫がいました。

フクラスズメの幼虫 派手すぎですね

ちょっと古いけど、イナバウアーしてます。
もう少し季節が進めば、歩きやすい気候になるはずです。今回は早めに切り上げることにしました。

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