標本作製講習会

6月19日、実習実験室に高校生が集まりました。
市内の県立上溝南高校生物部と、光明学園相模原高校理科研究部のみなさんです。生物標本の中で、小型哺乳類の仮はく製の作製方法を学ぶための講習を実施したためです。

実験室に集まった高校生たち

市内に生息するアブラコウモリや、ヒミズ、アズマモグラ、ヒメネズミなどの検体を用いました。全員が哺乳類の解剖は初めての生徒さんたちで、メスや解剖バサミを使った作業に最初は戸惑っていましたが、要領をつかんでからは順調に作業が進みました。

顧問の先生たちも集中しています

1日で縫合まで進めるのは集中力のいる作業ですが、みなさん生きもの好きの生徒さんたちなので、しっかり取り組んでくれました。
作業終了後の標本庫の見学では、いろいろな生き物の標本を見て大いに盛り上がり、標本作製の意義も感じてもらえたと思います。目を輝かせる生徒さんたちを見て、こうした取り組みは生物学の裾野を広げるためにも大切な機会だと改めて感じました。

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