花びらがチラリ

朝アップしたフデリンドウの閉じた花の続編です。

正午の時報に合わせたかのように雨が上がったので、お隣の樹林地へ行ってきました。晴れ間がのぞいていればもうちょっといろいろな展開途中のようすが撮れたのかもしれませんが…

花弁が開きかけて、なんだかチラリと見せているような花がいくつもありました。5枚の花弁が合着したラッパ形の花なので、プリーツの入ったスカートを細くきちんとたたんで、さらにぎゅっと絞ったような閉じ方です。晴れれば毎日、朝ひろげて、夕方たたんでと、几帳面な作業をやっているんですね。服のたたみ方がなってないといつも家族に怒られている身としては、尊敬に値します。

ところで、タンポポは綿毛が濡れてみじめな形になっていました。でも、乾けば何事もなかったようにフワフワが復活するのですが…。

雨は、普段見慣れた身近な自然のちょっと違った表情を見られます。傘をさしながらの自然観察が、けっこう好きです。

(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク