巣立ち

今朝(6/10)、カイコの世話をしていると外から「クチュクチュジュリリ・・」と声がします。ベランダから外を見下ろすと、ツバメの巣立ちビナが。いっちょまえに羽づくろいなどしています。

親が近づくと、声の限りで「ちょーだいーっ」と甘えます。

1羽ずつですが、ちゃんと交互に与えています。

ところで、ツバメのクラッチサイズ(一腹卵数)は4個から6個くらいがふつうです。ここにいるのが2羽ということは、ほかは事故や捕食などにあったのでしょう。かわいらしい姿の中にも厳しい野生の試練が垣間見えます。

写真を撮っていると、親が真っ正面にとまりました。

「うちのこどもたちに何か?」と言われているような気がしたので、レンズをひっこめてカイコの世話に戻りました。

(生物担当学芸員 秋山)

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