若竹園でミニ展示解説会

本年1月の大河ドラマ「どうする家康」放送開始に合わせて当館で開催したミニ展示「相模原にもあった!?徳川家康ゆかりの地」を、家康大河ドラマイヤーの2023年中に市内各所で巡回展示しています。

こちらのブログでもお知らせしたとおり、8月は南区若松の老人福祉センター若竹園で出張展示を開催中ですが、8月5日(土)、これに関連して展示を担当した歴史分野学芸員が展示解説会を行ってきました。

まずは講義形式で

この講座では、事前申込みされた市内在住・在勤の60歳以上の方10名にお集まりいただきました。
まずは展示で取り上げた史跡や伝承地について、講義形式で紹介します。途中、クイズや展示の制作秘話なども交えながら和やかに講義を終え、終盤は展示会場の1階ロビーに移動してパネルを前に解説を行いました。

熱心にご覧いただいています。

地域の歴史に興味を持って講座に応募された方が多く、展示解説の合間にも活発な質問や意見が飛び交います。

実習生インタビューの様子(※写真はご本人の許可を得て撮影・掲載しています。)

ところで、当館では今月から‟学芸員のたまご”が学芸員資格取得のために必要な「博物館実習」を行っています。この日は実習の一環として、講座の最後に施設と受講者の方のご協力のもと、歴史分野実習生3名による突撃インタビューを実施しました。
講座の中で印象に残ったことなどを伺うと、「大河ドラマの主人公・家康と地域に関連があることを知って、身近に感じることができた。」と、近くにある史跡や伝承地を意識するきっかけになった方もいらっしゃったようです。
自ら取材内容を考え、受講者の新鮮な声を聞くということは、実習生にとって大きな学びになりました。インタビューにご快諾いただいた皆さま、ありがとうございました。

これからも、見れば地域の歴史がちょっと身近に感じられる、そんな展示や講座を目指したいと思います。

(歴史担当学芸員)

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