ワルナスビの果実

博物館近くの道を歩いていると、黄色い果実が実っていました。

ミニトマト?・・いえいえ

黄色いミニトマト?
いやいや、そっくりですが、これはトマトではありません。その証拠に、枯れかけた茎や葉がトゲだらけ。

とげがびっしりついたワルナスビ

これはワルナスビです。トマトと同じナス科なので、果実がよく似ているのも無理はありません。でも、外来種で、ソラニンという有毒成分を含みます。決して食べてはいけません。
花を見ると、ああ、これか、と思われることと思います。

ワルナスビの花(5月に撮影)

こんな果実をつけるのだから、きっとこれを食べる動物もいるのでしょう。日本国内でこれだけはびこっているので、果実も食べられているはずです。鳥?食べているところを見てみたいものです。
(生物担当学芸員)

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