今年もよろしくお願いします

2026年の元旦です。
昨年はプラネタリウムのリニューアルオープン(2025年7月)や特別企画展「ポケモン天文台」(1月12日まで)など、たくさんの来館者をお迎えできました。本年も引き続き、開館30周年記念企画展「相模原のたからもの」(1月31日~)をはじめ、様々な企画をご用意しています。31年目の博物館にぜひご期待ください。
さて、今年の干支は「丙午(ひのえうま)」です。十二支の午(うま)にちなんだ博物館の資料や、資料にまつわる写真を紹介します。
まずは、自然・歴史展示室のこの看板の頭には馬の絵が。

自然・歴史展示室の出口近くにある展示資料

「はき立紙」と書かれた看板です。掃き立(はきたて)紙とは養蚕の道具で、馬具ではありません。

一番上のパーツに、2頭の馬の絵が

養蚕のはじまりにまつわる伝承にはよく馬が登場するため、このようなデザインになっています。

こちらは、緑区青野原の「牧馬-煤ケ谷構造線」と呼ばれる断層の写真です。断層が、年代や性質が大きく異なる地層や岩石の境界となっている場合、構造線と呼ばれることがあります。青野原にあるキャンプ場付近の道志川は、牧馬-煤ケ谷構造線に沿って流れています。

牧馬-煤ケ谷構造線

写真の左上から右下までを横切るように、人物の足元付近に牧馬-煤ケ谷構造線が通っています。

正面に牧馬-煤ケ谷構造線が

上の写真は道志川下流方向(南東側)を見たところです。道志川が牧馬-煤ケ谷構造線に沿って流れています。正面に写っている尾根が低くなっているところに牧馬-煤ケ谷構造線が通っています。
最後は植物です。ウマノスズクサという名の、変わった形の花です。

ウマノスズクサ

珍しい花ではないのですが、どこにでも見られる植物ではありません。ジャコウアゲハという大きく美しいチョウの食草でもあるので、見つけるとちょっと嬉しくなります。

相模原市立博物館は1月3日まで年始休1月4日から営業となります。
本年もよろしくお願いいたします。

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