12月27日、年内もラスト2日の開館となり、特別企画展「ポケモン天文台」やプラネタリウムをご覧になる来館者で館内は大変込み合っています。
ふと外に出たら、お隣の樹林地では野鳥の声で賑わっていました。

エノキに群れるツグミ
エノキに、ツグミが集まっていました。枝に残る果実を食べていたのですが、エノキの枝先は細いので、とまる場所が安定せず、入れ代わり立ち代わりとまっては食べています。

果実を一つずつとって食べます
ざっと数えて30羽ほどの群でした。

安定してとまれる枝が少なく、そんな場所は取り合いになっていました
よく見ると、シロハラもいました。

シロハラ
少し間を置いて、イカルもやってきました。こちらも20羽ほどの群で飛び回っています。

イカル
ヒヨドリも群れて鳴いていました。一年中いるように見えるヒヨドリですが、冬になると北日本で繁殖したヒヨドリが南へ移動してきます。さらに南へ移動したり、関東地方で繁殖したヒヨドリも南へ移動する個体もいるようで、なかなか複雑ですね。

ヒヨドリ
エノキは春の若葉の頃には多くのチョウやガの幼虫が葉を食べ、それを狙って野鳥も集まってきます。一年をとおして野鳥が集まる木と言えます。
博物館は明日、12月28日まで開館し、新年は1月4日からとなります。冬休み期間のプラネタリウム番組など、詳しくはこちらをご覧ください。
(生物担当学芸員)


