陽光台公民館で野鳥の講座と観察会を実施

1月10日、市内中央区の陽光台公民館で実施された環境講座「スズメって減ってるの!?&野鳥観察in道保川公園」において当館生物担当学芸員が講師を務めました。

最近目にすることが少なくなった、スズメが大群で飛ぶ様子(2018年10月緑区葉山島)

一昨年、スズメが減っているというセンセーショナルの話題が報道され話題になりました。これは、環境省が進めている全国の里山市民調査「重要生態系監視地域モニタリング推進事業(里地調査)」の調査報告書がまとまり、その報道発表を受けたものでした。実際にスズメが減っていることは事実ですが、この報告書を少し詳しく見ると、スズメだけでなく、草原性の野鳥や昆虫、哺乳類などの多くが減少傾向であることが科学的に報告されている点が重要です。講座ではまず、こうした内容について座学でお話ししました。

スズメだけではない、身近な生き物の減少について話しました

この日は朝から見事なまでの快晴でした。室内にいてはもったいないので、後半は公民館から歩いて数分の道保川公園へ向かいます。双眼鏡の使い方をじっくり解説した後、住宅地を抜けて公園へ入りました。早速、メジロがお出迎えしてくれて、みなさんと観察できました。

メジロ(別の日に博物館周辺で撮影したもの)

段丘崖を降りて水路のある場所へ行き、カモ類やダイサギを観察。ちょっと風が強めで鳥の鳴き声が聞きづらいのが難点でしたが、10種類以上の野鳥を観察できました。中でも、座学の中でスズメと同様に減少傾向にある鳥として紹介したセグロセキレイを全員で観察できたのが印象的でした。

セグロセキレイ(別の日に相模川で撮影したもの)

公園の出入口へ戻り、まとめをして公民館へ戻ろうとすると、ヤマガラがみなさんの目の前に現れました。近距離で、そのかわいらしい動作を堪能できました。

ヤマガラ(別の日に博物館周辺で撮影したもの)

参加者からは、道保川公園はふだんから散歩でよく歩くけど、野鳥を気に留めたことがなかったので新鮮だった、といった感想をいただきました。身近な自然環境への関心を高めるきっかけになったようです。
(生物担当学芸員)

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