8月22日(土)、「相模原はなぜ軍都に?」と題した講座の講師を務めました。
これは、小山公民館を拠点に活動する「小山の地域をつなげる会」の主催事業で、昭和前期に相模原が軍都といわれるようになった経緯を学びたいというご依頼を受けて実施したものです。同会では8月を平和月間に定め、ほかにも戦争について考えるための絵画展などが公民館で行われていました。

講座の様子
歴史講座のパートでは当館学芸員が講師となり、農村だった市域に陸軍士官学校の移転候補地として白羽の矢が立ち、移転が決まってから続々と陸軍施設が移転・設置され、軍都となったいきさつなどをお話ししました。
小山地区は相模陸軍造兵廠の跡地に建つ米軍相模総合補給廠があるため、参加者の皆さまの生活に身近な歴史として興味深く聴き入る様子が印象的でした。
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昭和15年3月に相模陸軍造兵廠で行われたハンマー振り練習(当館所蔵)
そのほか、市内に残る貴重な軍都遺構や史跡なども紹介しました。実際に現地に足を運ぶことで、より関心をもっていただけるとうれしく思います。

行幸記念碑(相模原病院内)
臨時東京陸軍第三病院の跡地に建ち、昭和天皇が傷病兵を見舞うために行幸されたことを記念する碑です。
また、参加された一部の方からは、ご家族から聞いた戦争体験のお話しや、幼少期に残っていた地域の軍都遺構のお話しなどをうかがうことができ、こちらも勉強になる有意義な機会となりました。
(歴史担当学芸員)


