小さな繭

今日は休館日。ひさしぶりにおかいこさまの写真です。

今回の養蚕はブログへまったく写真をアップしていませんでしたが、展示もしていましたし、この1週間ほどでほとんどが繭になりました。しかし、遅くふ化した個体がこの週末にさしかかってもまだクワを食べていたので、自宅へ持ち帰りました。そして、1頭が夕べからもぞもぞと挙動不審になり、今朝、箱の隅で繭になっていました。まだ内装途中だと思いますが・・。

もう1頭も、朝から作り始めています。

それにしても、やっぱり秋蚕の繭は小さい。忙しくてあまり手をかけられなかったということもありますが、各齢期がちょっとずつ短くて、5齢も6日ほどで繭を作り始めてしまいました。まあ、繭人形にするにはこうした小さなかわいい繭も使い道があってよいのですが。

ふと外へ出たら、西の空に薄明光線が。

今日は上空の下層に散らばる積雲がたくさん出ていて、どこか空の広いところで雲の動きを眺めたいなあ、と思いながら・・雑事に追われてそんな時間もありませんでした。でも、夕方になって丹沢へ降り注ぐ薄明光線を見て、ちょっと嬉しい気分になりました。

(生物担当学芸員 秋山)

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