これ、何だかわかりますか?
答えは、ジョロウグモの卵のう(卵嚢)です。
卵のうというのは糸をつづった袋のようなもので、クモ類は皆、こうして卵を保護します。ジョロウグモの場合、中に入っている卵の数は多いものでは1000個を超えます。
子グモは5~6月頃に卵のうを出ます。そして秋に成体になり、10~11月頃に産卵します。
さて、この写真は博物館の正面玄関前の木立で撮影したものですが、気を付けてみるとちらほらと、木の幹に卵のうがついています。私は8個見つけました。今度博物館に来たら、ぜひ、探してみてください。そして8個以上あったら、どこにあったか、教えてください。(学芸班 木村)
下の写真は、作りそこなった卵のう。卵が見えています。
ジョロウグモメス成体
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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