生物学教室「花の観察と植物画」

毎年恒例となった植物学教室「花の観察と植物画」は、今日が第1日目です。植物画の初心者向けに、植物画家の豊田路子さんが直接ご指導くださる贅沢な教室です。

午前中にじっくりと鉛筆でデッサンします。この教室で使う透明水彩絵の具は、最後まで鉛筆の線が残ります。そのため、慎重に、なおかつ正確に植物の形を写し取らなくてはいけません。

午後からは彩色です。透明水彩を初めて使う方がほとんどなので、色の薄い部分、明るい部分の表現に苦労します。

それでも、みなさんしっかりと植物画を描いてくださいました。私がいきなりその絵を見せられたとして、正確に種類を言い当てられるレベルです。シンプルですが、それが植物画の第一条件と言えます。一日目として、これはすごいことですね!
今日は草本を描いていただきましたが、明日の課題は木本です。どんな作品が仕上がるか、楽しみです!
(生物担当学芸員 秋山)

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