植物学教室「花の観察と植物画」2日目

今日も朝10時から16時まで、植物画をとおして植物のつくりや美しさを学ぶ教室を実施しました。昨日に引き続いての教室なので
受講者のみなさんも朝からがっちりと集中して取り組みました。

こちらが「一度、筆を置きましょう」と言わないと休憩も取らないくらいの集中ぶりです。それもそのはずで、家にいたら、こんなに長い時間植物と向き合ったり、絵を描く事なんてなかなかできません。貴重な集中の時間を楽しみます。
教室の最後に、できあがった絵に簡易のマットをのせて、お互いの作品を見て回りました。

苦労がわかるだけに、誰の、どの作品もほんとうに輝いて見えます。
たとえば、カキ。質感や果実の重量感がよく出ています。

フヨウはオペラと呼ばれるピンクの花の色合いに苦労しました。

ご指導くださった植物画家の豊田路子さんの的確なご指導もあり、植物画としてしっかりとまとめ上げることができました。終了時、みなさんの充実した顔つきがそれを物語っていました。大切なことは、今回揃えていただいた画材を眠らせないことですね!受講生のみなさんにはこれからも植物画に親しんでいただきたいと願っています。
(生物担当学芸員 秋山)

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