だいぶ前に幼体がひと塊りになる「まどい」について書きましたが、先週ぐらいからジョロウグモの幼体も1個体ごとに網を張るようになってきました。
成体と同じように円網の前後に不規則な「迷網」を付加する特徴的な網を張っています。
上から見たところ。
こちらはクサグモの立派な網ですが…
ちゃっかり足場にして円網を張っています。この場合は物理的に無理だったのか、迷網はありませんが、こうしてたくましく分散していくんだな、と感慨さえ覚えます。
ただ、生き残るのはこの中の一握り。これから体が大きくなり、目立つようになりますが、個体数は減っていく事になります。(学芸班 木村)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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