スキマからホタルブクロ

初夏から梅雨へと季節が進み、もう市内のゲンジボタルの名所はピークを過ぎています。
そんな中、今日出張から戻ってくる途中、博物館近くの歩道の植込みでこんな光景を見ました。

ホタルブクロの花が、クマザサの間からよいしょと顔を出しています。
もともと林床の茂みのちょっとした隙間でも咲くし、崩落した沢の斜面など、自然の裸地でも平然と咲く植物です。
でもなんだかこんな街中の植込みから顔を出していると、「よくがんばったねえ」と声をかけたくなりました。
(生物担当学芸員 秋山)

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