ヒラタくんの勝ち?(閲覧注意かも?)

10月17日のブログでとりあげた、ヒラタグモ。毎年ヨコヅナサシガメが越冬する場所に住居を作ったので、どうなる事かと思っていたのですが、11月23 日に様子を見ると…

IMG_1400.JPG
白いのがヒラタグモの住居、左下のごちゃごちゃした固まりがヨコヅナサシガメの集団。

IMG_1405.JPG
ヨコヅナサシガメ。

隣にはクロゴキブリまで同居しています。これは、皆で仲良く共存するのでしょうか。時々気にして見ていたのですが、しばらく3者の位置は変わりませんでした。
ところが、12月7日に確認すると…

IMG_1403.JPG
ご覧のとおり、ヒラタグモだけが残っています。今日、12月10日になってもそのままです。どうやら越冬場所争いは、ヒラタくんの1人勝ちで決着しそうです。
それにしても、ヨコヅナサシガメはなぜいつもの場所を離れたのでしょう。そして、どこに行ったのでしょう?気になります。(学芸班 木村)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | ヒラタくんの勝ち?(閲覧注意かも?) はコメントを受け付けていません

ねむたいコウモリ

とある場所、民家の洗濯機に入り込んでいて保護された若いアブラコウモリです。

冬眠しようと思ったのでしょうか。あやうく遠心分離されていまうところでしたが、無事に保護されました。本来なら冬眠に入る頃なので、ちょっと眠たそう。
それにしても・・あまりの可愛らしさに、しばらく見とれてしまいました。
このコウモリは、ボランティアさんの家で一時的に保護されることになりました。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | ねむたいコウモリ はコメントを受け付けていません

冬の雲

足下の冬と、まだがんばる蜘蛛の記事の次は、お空の雲です。
ひさしぶりに広い空を見上げたら、美しい雲のとりあわせ。高空にできる巻雲の房状雲の下に、積雲の扁平雲の二重雲。

このところの寒波はあちらこちらで雪を降らせ、相模原市内でも昨日、緑区の山間で降雪がありました。
冬将軍の到来。晴れ間の空はますます澄んで、雲は白く輝きます。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | 冬の雲 はコメントを受け付けていません

まだがんばるクモ

今朝の相模原の気温は0.5度Cまで下がっていたようですが、博物館周辺にはまだ網を張っているクモの姿があります。

ジョロウグモ。網がだいぶ劣化して糸が黄色っぽくなっています。

こちらはなんと、オスメスのペア。

ギンメッキゴミグモ(たぶん。ヨコ糸は張っていません。幼体です。)。

ゴミグモ(幼体)、ゴミの向こう側にいるので写真には写っていません。

この寒さの中、いつまで網を張るのでしょうか。
きちんと記録する価値がありそうです。(学芸班 木村)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | まだがんばるクモ はコメントを受け付けていません

寒いなあ、と思ったら

今朝の通勤路。

いつもの植え込みには霜が降りてました。

と、思ったら、霜柱まで…
博物館周辺も、だんだん冬の景色になってきました。(学芸班 木村)

カテゴリー: 今日の博物館 | 寒いなあ、と思ったら はコメントを受け付けていません

星空観望会

今日は星空観望会。
よく晴れましたが、とにかく寒かったです。

IMG_1363.JPG
にも関わらず、100人近い方が参加してくれました。
今日の観望天体は、アルビレオ、月、天王星。
満月直前の月の光は強烈です。
写真には写っていませんが、観測テラスの床には月明かりでくっきり影ができていました。

IMG_1365.JPG
双眼鏡から飛び出した月の光が顔に映っているのがわかりますか?

本来、月が明るい時は、他の天体を見るのには向かないのですが、それはそれなりに楽しめるものです。みなさん楽しそうに望遠鏡や双眼鏡を覗いていました。

博物館では月に二回、星空観望会を実施しています。次回は12月20日(土)、詳しくはこちらをご覧ください。(学芸班 木村)

カテゴリー: 今日の博物館 | 星空観望会 はコメントを受け付けていません

御嶽山の軽石層と津久井城跡の礫層

今日は午前中は,市内の小学生を地層が見られる場所へ案内しました.午後は津久井城跡の発掘現場の礫層を調査しました.
天気がよく,外を歩くのに最適の天気でした.

小学生を案内したのは,相模原市緑区名倉で見られる細かい軽石が降り積もってできた地層です.この軽石は御嶽山が約10万年前に大噴火したときに,相模原まで飛んできたものです.

軽石層の下部に見られる約500万年前の礫岩も観察しました.

10万年前とか500万年前とか,想像もつかないくらい古い地層を見て,触って,子どもたちは大喜びでした.この中から未来の地質学者が誕生してくれれば,うれしいですね.

さて,午後は,津久井城跡の遺構の発掘現場で見つかった礫層の調査に出かけました.この礫層は昔の大きな川が運んだもののようです.津久井城をつくるときに削ったりして人の手が加わっています.

近くの崖には大きな礫層の露頭がありました.こちらも昔の川が運んでできたものです.
かなり大きな礫も見られるので,相当大きな川が流れていたのでしょう.

日中の日向は暖かくて,外で気持ちよく調査・観察できました.

(地質担当学芸員 河尻)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | 御嶽山の軽石層と津久井城跡の礫層 はコメントを受け付けていません

相模原のツバメは、今・・

今日は相模原市環境情報センターで、自然環境観察員による今年の全体テーマ調査である「ツバメの巣分布調査」の結果について、調査員のみなさんと考察する検討会に参加してきました。まず、センター職員から結果の全体的な説明を受けます。

続いて、相模原市の大きな地図に、ツバメの種類ごとに巣が見つかった地点にマークをしていきます。これがなかなか細かい字を読んでいかなくてはならず、みなさん苦労しています。

でも、たくさんの人が参加した分布調査の結果がしっかりと図化されました!

これを見ながら、ワークショップ形式で気付いたことなどまとめて発表していただきます。

最後に私が、調査でみなさんが感じた疑問にお答えしたり、結果についての概要など説明しました。
詳しい結果はセンターが毎年発行する年次報告書でとりまとめられますが、衝撃の事実が浮かび上がりました。ツバメについては、市街化や再開発の進んだ場所で見られない傾向はあるものの、過去の平成13年、18年の調査と比べてほぼ横ばいのように見えます(合併前の調査と、今回では調査区域が異なるので単純には比較できません)。しかし、ツバメと近縁のイワツバメの営巣確認メッシュが激減していたのです。H13年と比べると、なんと10分の1以下でした(減りすぎていたため、目で数えただけで簡単に比較できてしまったのです)。ツバメの減少傾向が全国的に言われている中、私自身、イワツバメについてはこれほど減少傾向が顕著だとは気付かず、ショッキングでした。
市民参加型調査を10年以上続けていくと、こんなに明瞭に生きものの分布変化が読み取れるんですね。そのこと自体は興味深いし、イワツバメはもともと、半世紀くらいの間に都市部へ進出して、それがまた潮が引くように後退していっているとも言えますが・・さてさて、全国的な傾向はどうなのか、ちゃんと見ていかないといけませんね。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | 相模原のツバメは、今・・ はコメントを受け付けていません

「はやぶさ2」パブリックビューイング!

今日は待ちに待った「はやぶさ2」の打ち上げの日。

プラネタリウムでパブリックビューイングを見ようと、整理券獲得のため、朝から列ができました。早い方は6時頃から来ていたそうです。

外は寒いので少し早めに開館して中に入って頂きましたが、開館前だというのに展示室の奥まで続く列になり、あっという間に配布終了。

テレビの取材。

JAXAが用意したステッカーと、宇宙ファンがつくった手旗。
この手旗は、プロジェクトチームにプレゼントした大漁旗と同じ絵柄だそうです。

プラネタリウム入場前の列。

いよいよパブリックビューイング開始!

おー、ロケット!

地下大会議室。授業で来ていた小学生たちもパブリックビューイング!。

エントランスでパブリックビューイング!。10秒前、誰からもなくカウントダウンが始まり、リフトオフと同時に拍手!

新登場!「はやぶさ」キャップ!!

というわけで平日とは思えない大盛況、あの「はやぶさ」の後継機である「はやぶさ2」、たくさんのファンに支えられた探査機の旅立ちにふさわしいイベントとなりました。

これからプロジェクト関係者の皆さんは、様々な難関を乗り越えていかなければならないのだなあ、と思うと気が遠くなるような、わくわくするような不思議な気持ちになります。
今日の私は、いつ画面が止まるかとひやひやしながらパソコンの周りをうろうろしていましたが、こんな苦労はかわいいものですね。
これから往復6年間の長旅、ぜひ無事にやり遂げて、元気に帰ってきて欲しいと思います。皆さん、これからも一緒に応援しましょう!(学芸班 木村)

カテゴリー: 今日の博物館 | 「はやぶさ2」パブリックビューイング! はコメントを受け付けていません

トウカエデの紅葉

このところ紅葉の写真ばっかりですが・・今日もまた紅葉です。
トウカエデは、その名前(トウは唐)のとおり、中国大陸原産のモミジのなかまです。公園などの植栽木としてよく植えられています。
その特徴は、この仲間としては大木になるということと、その紅葉の美しさです。博物館おとなりの樹林地でもこのとおり。

樹林内の遊歩道はトウカエデの落ち葉の絨毯が敷き詰められています。

さて、外来種のトウカエデがなぜお隣の樹林に?
それは、この敷地がもともと戦前の旧日本陸軍の施設跡であり、敗戦による米軍の接収後もしばらくは軍用地として使用されていた場所ということと関係があります。この樹林地は一見すると雑木林(薪炭の原料をとるために育成されたコナラやクヌギの林)のように見えるのですが、植生の面からちゃんと見ると、雑木林とは似ても似つかないことがわかります。端的に言えば、畑などが放置されたあとにできる林と同じ、ミズキを中心とした落葉広葉樹の二次林に混じって、当時植栽されていたものが残っている林ということになります。
その、トウカエデやヒマラヤスギといった植栽木は、今から半世紀前のキャンプ淵野辺を眺めていたことになります。どんなようすだったのか、言葉が通じるならぜひきいてみたいものです。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | トウカエデの紅葉 はコメントを受け付けていません