館内でミニ観察会・・というよりバックヤード見学でした

今日は台風27号の風雨が予想以上に長引いて、お昼になってもやむ気配がありません。予定していた野外でのミニ観察会を急遽変更して、動植物資料収蔵庫の見学会を行いました。

ふだん、来館者が立ち入れないスペースですし、参加されたみなさんは間近すぎる資料との距離にちょっと戸惑っていました。でも、展示に出ている資料とはまたちがった資料の存在感を存分に楽しんでいただけたようです。収蔵庫内での写真を撮りそびれてしまったので、最後に看板の前でパチリ。

台風の中ご参加いただきほんとうにありがとうございました。

(生物担当学芸員 秋山)

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プラネタリウム視察

先日、都内にあるメーカー直営のプラネタリウムを視察してきました。
やはり最新の装置は星がきれいで、デジタル映像も迫力があります。
立地条件が良い事もあり、大変賑わっていましたが、印象的だったのは「雰囲気を重視している」という事でした。
普段はプラネタリウムを「教育機器」という意識で見ているので、これは新鮮でした。もしかしたら見に来る人の多くが求めているのは、むしろそちらかも知れません。
もちろん、メーカー直営の施設と市立博物館を、単純に比較はできませんし、新型の機器の真似などできませんが、プラネタリウムは見た目が派手でシンボル的な存在なので、人を引き寄せる「看板」としての役割があるのも確かです。

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たまには違う考え方で運営されている施設を見てみるのも勉強になるものだと思いました。 (学芸班 木村)

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地面の色 明日はミニ観察会です!

このところの不安定なお天気と低温で、木々の葉がだいぶ明るい色に変わってきました。これから接近するであろう台風の風で、少し早めに落ちる葉っぱもありそうです。

博物館お隣の樹林地を歩くと・・

しぶーいミズキの黄葉に目が奪われます。真っ赤になっているのもチラホラ。こちらはクマノミズキかな。

剪定枝チップが敷き詰められた場所をふと見ると、こんなキノコが。

ナラタケに見えますが、一本ずつ生えているのでちょっとピンときません。枯れ木の根元にドバッと束になって生えるのがナラタケの特徴なので・・。ニオイをかいだら、ナラタケっぽい・・。でもそのまま、そっとしておきました。

さて、明日は12時からミニ観察会を行います。台風の影響によっては室内で実施します。野外で問題なく実施できるようでしたら、落ち葉など、台風が落としていったものを観察したいと思います。

(生物担当学芸員 秋山)

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中学生職業体験(2日目)

大野台中学校2年生の職業体験は今日が二日目。昨日の記事から比べて、なんだか生徒さんが増えています!

というのも、急遽受け入れ先の都合でキャンセルになった3名が加わったためです。合計7名!

午後は植物標本の取り扱い実務です。相模原植物調査会のボランティアさんたちから直接手ほどきを受けます。

いつもより多い人数でボランティアさんたちも大忙しでしたが、人数が増えて散漫になることもなく、よく集中して作業に取り組んでくれました。みなさんお疲れさまでした!

(生物担当学芸員 秋山)

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ぎふちょう展 最終日に舘野さん再登場!

ご好評いただいてきました舘野鴻絵本原画展「ぎふちょう」も、今週末までの会期となりました。

その最終日、10月27日(日)は、舘野さんご本人が終日展示室にいらっしゃいます。作品を前に、直接作家ご本人とお話しするチャンスです。ぜひご来場ください。

「ぎふちょう」展ですが、「しでむし」(2009年刊)の原画も揃っています。

当館ミュージアムショップでは、絵本「ぎふちょう」「しでむし」に加えて、センス抜群のオリジナルクリアファイルとポストカードも販売しています。もちろん、27日でしたら、舘野さんにサインをお願いすることもできます。

ぜひお誘い合わせの上ご来場ください。

(生物担当学芸員 秋山)

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しずくにほれぼれ

今日は緑区の底沢方面へ相模原植物調査会のみなさんと植物調査に行きました。博物館を出るときは曇りでしたが、津久井に入ったとたん雨模様。現着した頃にはけっこう本降りになっていましたが、雨に負けないのが植物調査会。平然と歩き回りました。

おかげで、お弁当の時間帯にはすっかりあがって快適な調査になりました。そんなわけで、今日は雨のしずくの写真をよろこんで撮っていたのでそれを何枚か・・。まずはアズマヤマアザミ。

ヒヨドリジョウゴは真っ赤な果実からしたたるしずく。やっぱりこの果実は雨が似合います。

小さいけど、しっかりしずくをまとったミズヒキ。

植物ではないけど、クモの網にも。まるでしずくが浮いているみたいです。

しずくの写真だけでは物足りないので、林道を横切っていたサワガニのファイティングポーズ!

雨の中歩くのってやっぱり楽しいですね!

(生物担当学芸員 秋山)

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中学生職業体験

今日は市内の中学生4名の職業体験を受け入れ、午後からは地質分野恒例?の化石の割り出し作業を行いました。

約300万年前の岩石からハンマーを使って化石を割り出しました。今回は状態の良い化石は見つかりませんでした。

今日は化石の割り出し以外に別の目的もあり、いつもより細かく割ってもらいました。割るというより、粉砕ですね。

実物を使った砂絵のようなものを作るワークショップを計画しており、そのための材料作りです。

(地質担当学芸員 河尻)

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また勘違い(クモ)

今朝、ジョロウグモが2頭、網を張っている場所があり「そろそろ11月も近づいてきたなあ。ジョロウグモもそろそろ終盤かなあ、ああ、両方とも足が減ってるなあ」などと考えながら眺めていると、ん?片方の個体は、隠れ帯のついて網にいるではないですか!
「これは珍しい、ナガコガネの網に侵入したに違いない。写真撮ろう。」と、カメラを取り出し、回り込んでみると…なんと、ちょっとやせ気味のナガコガネでした。まったく思いこみというのは怖いものです。


ぱっと目にはジョロウグモが2頭。


向かって左の個体を腹側から。隠れ帯がついてます。この時点で気づきそうなものを…


なーんだ、ナガコガネじゃん!

ここで教訓。

「やせたナガコガネを腹側から見ると、ジョロウグモに似ている」。
実生活にはまったく役に立ちませんが、今後に生かしたいと思います。(学芸班 木村)


同じ場所で造網中のギンメッキゴミグモ。同じ場所に3種とは、よほど網を張りたくなる場所のようです。

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びっくりカエル

先日、知り合いのペットショップオーナーさんからものすごいカエルを貸していただきました。

アルビノのツチガエルです。いろいろな種類のカエルでアルビノは見られますが、こんなすごいのは初めて見ました。とにかく、色素というものが見られません。

ほんとうは何かの形で展示したかったのですが、ちょっと神経質な子で、展示には出せません。結局内輪で楽しんで、お返しすることにしました。

それにしてもかわいい!

(生物担当学芸員 秋山)

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地質調査日誌10/18 丹波山村

10月18日,金曜日.曇り.
18日は奥多摩湖の上流の丹波山村で資料採集を行いました.

奥多摩湖より,紅葉が少し進んでいます.この辺りの多摩川も谷が深いです.

斜面も急です.一番上の家のあたりを国道が通っています.

今日も砂岩を中心に資料採集しました.多摩川沿いの崖.全体が砂岩でできています.

こちらは上の写真のすぐ対岸.泥と砂が交互にたまったものが固められた岩石です.それが,後から力を受けて砂岩が切れ切れになっています.色の薄い部分が砂岩です.川の両岸で露出している岩石が違います.

この辺りの川砂は上流から運ばれてきた黒雲母が表面にたくさん見られます.黒雲母は風化して金色に見えます.

石垣はすぐ下の川原の砂岩を使用しているようです.

多摩川の支流,後山川の支流.小さな沢ですが,傾斜がきつい上,水量が多く小さな滝の連続です.というか,沢全体が滝のようです.

ここでは泥岩の中に大小さまざまな岩石のかたまり(岩塊)が含まれている岩石(含礫泥岩)が見られました.プレートの沈み込みや,大規模な海底地滑り等によってできます.ここの含礫泥岩中の岩塊は砂岩や石灰岩です.

石灰岩の岩塊は時には数メートルを超えるものがありました.左の白っぽい部分が石灰岩の岩塊です.大きな石灰岩を採石していたようです.

今回調査したところが相模原の礫岩の礫の“ふるさと”かどうかは,持ち帰った資料を詳しく調べてみないと分かりません.採集した資料を顕微鏡で詳しく調べ,礫岩中の礫と比較していきます.地道な作業なので結果が出るまで,しばらく時間がかかります.
(地質担当学芸員 河尻)

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