天体ショー

ここ数日天気が良く、連日星がきれいに見えています。
昨日(26日)、日没後の西の空では金星、月、木星が、ほぼ等間隔で一列に並びました。
黄昏時の空に明るく輝くこの3天体が描く光景は、思わず息をのむ美しさで、このステキな天体ショーをご覧になられた方も、たくさんいらっしゃったのではないでしょうか?
24.3.26 西空
実は、金星の上には、おうし座のプレアデス星団(M45:すばる)も並んでいたのですが、気づいた方は少ないのでは? 天文薄明になり、空がすっかり暗くなってから、プレアデス星団も確認できるようになったんですよ。
24.3.26 M45金星月木星
ちなみに、一昨日(25日)は、、、というと
24.3.25 西空
ずいぶんと月の位置が違いますね。
はたして、今夜の月はどのあたりにあるでしょう。月の形と金星、木星の位置関係も合わせて確認してみてください。2惑星は日を追うごとに離れていきます。
(天文担当 有本)

カテゴリー: おしらせ | 天体ショー はコメントを受け付けていません

今日のミニ観察会は…ツクシ

3月のミニ観察会のお題は、「ツクシ」
ツクシ023
参加したお子さんが、元気よくポーズをとってくれました。
IMG_7889S.jpg
一般にはツクシと呼ばれていますが、図鑑にのっている名前は、「スギナ」。しかも一般的にはあまり意識されないことかもしれませんが、シダ植物です。だから、花も咲かないし、タネもつけません。ツクシと呼ばれているのは胞子茎です。
スギナという名は、一年のうちこの時期にしか見られないツクシよりも、本体である栄養茎の外見から名付けられたものでしょう。
120323高根03S
観察会の最中、やぶの奥からウグイスが、頭上の枝ではシジュウカラが忙しそうに動き回りながらさえずっていました。春本番です!
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 今日の博物館 | 今日のミニ観察会は…ツクシ はコメントを受け付けていません

地質調査日誌3/22 地層剥ぎ取り

3月22日木曜日。晴れ。
相模原市南区当麻にある遺跡の発掘現場へ地層の剥ぎ取りに行ってきました。今回は、相模原地質研究会と相模原青陵高校地球惑星科学部と一緒に作業しました。前日とはうって変わって暖かい春の日差しの中、私の天敵の花粉がたくさん飛んでいることを除けば、まさに剥ぎ取り日和。穏やかな日の光を受けて、楽しく作業ができました。今回剥ぎ取ったのは黒土(黒ボク)と赤土(関東ローム層)の境界部分です。
剥ぎ取り1
きれいな地層の断面が出ている遺跡の発掘現場は、地層を剥ぎ取るのにうってつけの場所です。それに、遺跡さえ傷つけなければ気兼ねなく削りとれるので、この点からも、遺跡は剥ぎ取り場所としては最高です!もちろん、発掘の担当者に許可をもらって、全員ヘルメット着用で作業しました。
剥ぎ取り2
剥ぎ取り3
(地質担当学芸員 河尻)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | 地質調査日誌3/22 地層剥ぎ取り はコメントを受け付けていません

ウグイスの声

春の話題をつづけます。
博物館のお隣には、通称「留保地」と呼ばれる場所があります。なぜ留保地なんていう名前かというのは、長くなるので省略します。相模原の現代史と博物館の立地に深く関わることではありますが・・。
さて、今日はその留保地からウグイスの声がきこえました。まだ「ケキョ」くらいでしたが、これから日に日にうまくなっていくことでしょう。
120320_04S.jpg
足もとには、フデリンドウのつぼみ。この花は、咲くときはパパパっといきなり咲き出します。もうあと10日か、2週間か。楽しみです。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | ウグイスの声 はコメントを受け付けていません

アズマヒキガエルの産卵

昨日、お休みを利用して市内中央区のある公園に行きました。目的は、毎年、公園内の池で見られるアズマヒキガエルの卵紐(らんちゅう)。
120319上溝03S
ありましたありました!数日前に産卵したと思われるもの。
120319上溝02S
中には、尾芽胚期(卵割が進んで胚がダルマ状になったもの)のものもあり、こちらは産卵から1週間くらい経過していると思われます。
寒い寒いと思っていましたが、アズマヒキガエルはどうやらあまり気温に左右されないようです。そういえば、毎年モニターしていますが、その年の気温の傾向と産卵時期はほとんど連動していません。
120319上溝01S
ふと気づくと、植栽の中のトサミズキが満開です。春本番です!
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | アズマヒキガエルの産卵 はコメントを受け付けていません

考古企画展がオープンしました。

3月17日(土)から企画展「田名塩田遺跡群とその時代・さがみはら発掘最新情報」が始まりました。今回の展示は田名塩田遺跡群とその周辺遺跡を扱ったテーマ展示と、最近、市内で発掘された遺跡の調査成果を紹介する速報展示の二部構成になっています。
田名塩田遺跡群は中央区田名塩田地区にある遺跡で、現在、史跡公園となっている国指定史跡田名向原遺跡もこの中に含まれます。旧石器時代から平安時代まで、当時の人々のくらしが生き生きとして伝わる資料をたくさん展示しましたので是非ご来館ください(5月6日(日)まで)。
(考古担当学芸員 河本)
会場入口
展示の様子(1)
展示の様子(2)

カテゴリー: おしらせ | 考古企画展がオープンしました。 はコメントを受け付けていません

考古展の準備

今日は、週末(17日)からはじまる「相模原市の遺跡2012 田名塩田遺跡群とその時代」の展示準備を行っています。
120315展示準備03S
考古分野のボランティアグループ「相模原縄文研究会」のみなさんなどもたくさん来られて、作業してくれています。パネル切りからはじまり…
120315展示準備05S
そのパネルを壁面に打ち付け…
120315展示準備13S
同時開催の「速報展示 さがみはら発掘最新情報」のコーナーでは、文化財保護課の職員から指示を受けて、資料の列品を始めるところです。
そんなわけで、今日も博物館は市民のみなさんとの協働作業で活気にあふれています。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 今日の博物館 | 考古展の準備 はコメントを受け付けていません

ウメの香

今日は午前中、市内の谷戸へ行きました。
ここは毎年、アズマヒキガエルが産卵するところ。
今年もそろそろですが、まだ静まりかえっています。
IMG_7788S.jpg
脇には、ウメの花がぽつりぽつりと咲き始めています。やわらかな甘い香りがあたりに漂います。
IMG_7793S.jpg
去年の今頃、何を考えていたのだろう。
何をしようとしていたのだろう。
そんなことを考えながら、一日が過ぎていきます。
今年も春がやってきました。
季節は裏切ることなく、着実に歩みを進めています。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと | ウメの香 はコメントを受け付けていません

太陽望遠鏡保守点検

本日、太陽望遠鏡の駆動部の注油や光軸系の調整などの保守点検を実施しました。故障せずに安定して観察するためには不可欠な作業です。
望遠鏡の絞りとピント微調整により、よりシャープに鮮明な映像をご覧いただけるようになりました。また、屋上で風雨にさらされて汚れていた鏡筒部分も掃除してもらい、水あかも落ちてすっきりきれいになりました。
太陽望遠鏡保守点検
あっ、そうそう・・・望遠鏡の筒の中にこんなものもありました。
太陽望遠鏡内の巣?
ここに棲みつこうとして、鳥がせっせと運び込んだようです。
----------------------------------------
太陽望遠鏡をご紹介します。
当館の太陽望遠鏡は、外観は大きな1本の筒ですが、実はこの筒の中に4本の望遠鏡とテレビカメラを同架しており、これらの望遠鏡でとらえた太陽の姿を天文展示室内にある円形テーブルスクリーンなどでビデオ映像でご覧いただけるようになっています。
太陽望遠鏡
円形テーブルスクリーン 円形テーブルスクリーン
★4本の望遠鏡
  ○白色光の全体像と拡大像
     …太陽の表層部分(光球)に見られる黒点、白斑などの現象を観察できます。
  ○Hα(エイチ・アルファ)の全体像と拡大像
     …光球を覆う薄い層(彩層)に見られるフレア、プロミネンスなどの現象を観察できます。
また、天文展示室の屋上に設置されているため、望遠鏡を稼働しているときに、もしも雨が降ってきた場合、センサーで感知して自動的に望遠鏡のふたを閉めるドームレス望遠鏡となっています。
----------------------------------------
今年は、5月21日(月)の金環日食や6月6日(水)の金星の太陽面通過などの天文現象が注目されていますし、また、先日3日7日に発生した大規模なフレア(太陽表面で起きる爆発現象)に伴い、磁気嵐が発生し、短波を使う通信や放送に一時的に支障をきたしたことなどが報告されており、今後、ますます太陽の話題から目が離せません。
いま太陽がおもしろい
活動が活発化しているのか?なぞめいた太陽については、4月1日(日)から投影が始まるプラネタリウム新番組「いま太陽がおもしろい」でご紹介しますので、楽しみにしてください。
(天文担当 有本)

カテゴリー: 今日の博物館 | 太陽望遠鏡保守点検 はコメントを受け付けていません

鳥を拾う

当館はガラス張りの中庭が、ちょっとした特徴。「森の中の博物館」のイメージを演出するのに一役買っています。
中庭
でもこのガラス、鳥にとっては時に怖い存在。
そう、あまりに大きなガラス面であるため、空間があると勘違いして、激突してしまう事があるのです。
運が良ければ気絶しているだけなのですが、残念な事に命を落としてしまう事もあります。
今日も来館者の方のご指摘で、そういった鳥を回収しました。どうやらヤマシギのよう。
回収した鳥は、冷凍保存します。そろそろ冷凍庫もいっぱいになってきたのが悩みの種ですが、こういったものも大切な資料です。(学芸班 木村)
こんな状態で、植栽に埋もれるように落ちていました。よく気がついたなあ、と思います。
シギ落鳥

カテゴリー: 今日の博物館 | 鳥を拾う はコメントを受け付けていません