極小の春の花

今日はお休みを利用して、市内のとある緑地へ。
そこで、緑地を管理されている方の案内で絶滅危惧植物でもある小さな小さな春植物を観察しました。
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ヒメニラ。花は直径3ミリ、高さ6ミリほど。葉は、同じ春植物のアマナそっくりですが、ちょっと押すとしっかりニラのニオイがします。
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マクロレンズの性能が試される極小の花!
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お天気の良さにつられて、ヒメウズを見上げる角度で撮ってみました。
ジロボウエンゴサクとヤマエンゴサク。ヤマエンゴサクに個体差が大きく、意外と難しい両者の識別ですが、この場所では花の雰囲気と包葉の形で一見してわかります。
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ジロボウエンゴサク
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ヤマエンゴサク
この春一番の暖かさにつられて、たくさん写真を撮って帰りました。
(生物担当学芸員 秋山)

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スノーマンあらわる!?

ここは博物館の中庭。地上付近になにやら毛むくじゃらなものが見えます。
地面すれすれに視線を落として近づいて見ると…。
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スノーマン?
いえいえ、周囲を注意深く探してみると…
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もうちょっと背の高いものがいくつもあって…
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あれあれ、ぎざぎざの緑色のものが見えてるぞ。
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なんだ、葉っぱが開く前だったんだ!それにしても破れた傘みたいな葉っぱだね。
そう、その名もヤブレガサ。キク科の多年草です。
(生物担当学芸員 秋山)

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もうちょっと!

いつもは花が咲いてから「あっ!」と気がつく春の植物を、ちょっと先走って見てやろうとカメラを持って博物館となりの留保地へ。
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カントウタンポポ。
ロゼット葉の中心に、まだ寒くて縮こまっているかのようにつぼみが見えています。
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フデリンドウ。
こちらは準備万端。あと少しで開花しそうです。
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こちらは、うっかりしていてもう満開になってしまった、オオアラセイトウ(ショカッサイ)。
カントウタンポポやフデリンドウは、花が咲いたらまたアップします!
(生物担当学芸員 秋山)

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家の幽霊

博物館のエントランスにある机を移動したら、こんなものが潜んでいました。
イエユウレイ
細長い体にひょろひょろと細くて長ーい脚。
その周りには、もやもやとしたお化け屋敷のようなクモの巣。
皆さんも家の中で見たことがあるかも知れません。
その名も「イエユウレイグモ」
絶妙なネーミングをしたものだと思います。
日本では本州以南に分布する屋内性のクモで、決して珍しい生きものではありませんが、冬の間エントランスの他の場所からは姿を消していました。
こんなところで冬を越していたのかと、ちょっと嬉しくなり、写真をパチリ。
とりあえず机の裏を掃除して、クモは別の場所に移ってもらいました。
きっとまたどこかで網を張って、次の世代を残してくれる事でしょう。(学芸班 木村)

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テレビ撮影

今日はテレビ局の方が来て、撮影をしていきました。
目的は、エントランスに展示してある火星探査機「のぞみ」実物大。
この「のぞみ」、昨年の企画展「宇宙とつながる私たち~探査機に託したメッセージ~」の際に、JAXAが製作し、当館の特別展示室で展示した後、一時期を除き、ずっとここに展示されているものです。
なんとなく実物大「模型」と言い切れないのは、開発途中で試験に使用された「熱モデル」に部品を付け加えて作った物だからです。つまり、ほとんどホンモノ。
展示当初はこれを見るためにわざわざ遠方から訪ねくださる方もいらっしゃいました。
「のぞみ」自体は残念ながら目的を達成できませんでしたが、「はやぶさ」の成功につながる数々のノウハウを残したプロジェクトだったという事で、人気があるのかも知れません。
肝心のテレビ番組ですが、テレビ東京で毎週木曜日に放映している「宇宙ニュース」だそうです。いつ放映するるか未定との事ですが、どんな番組になるか、楽しみです。(学芸班 木村)
のぞみ撮影

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天南星

ミミガタテンナンショウ
妖しげな花の姿もさることながら、不思議な名前の植物です。
テンナンショウ(天南星)とは、中国大陸で呼ばれていた名に由来します。白く丸い球茎を南極老人星(カノープス)に見立てたものとのことですが、真意のほどは・・・?
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この写真は今朝、博物館となりの留保地で撮影しました。なぜかこの場所にはニョキニョキとふつうに見られるのですが、県内では分布が偏っていて、県西部の山地にしかありません。
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仏焔包(花のように見える包葉)の襟が左右に大きく張り出しているので「ミミガタ」とのことですが、天南星の上に乗せるのに、もうちょっと気の利いた命名ができなかったのかなと、残念な気がします。
(生物担当学芸員 秋山)

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開花、芽吹き

今日は、昨日の春の嵐から一転して好天です。
博物館駐車場には何本かのサクラの木があるのですが、そのうちの1本が毎年、市内のソメイヨシノよりも1週間から10日ほど早く咲き始めます。昨日の強風や豪雨にも負けず、たくさんの花を咲かせてくれています。
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じつは、なんという品種かわかりません。博物館の庭やお隣の留保地の中にはヤマザクラが多いのですが、これはヤマザクラのように葉が花と一緒に展開しない、ソメイヨシノと同じタイプです。しかし、ソメイヨシノとは花の形の特徴が微妙に違います。オオシマザクラあたりが掛け合わされているのだろうとは思うのですが、はっきりしたことは言えません。サクラの分類ってほんとうに難しいです!
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道路際のヤマグワも、冬芽の鱗片から新芽がはみ出してきました。気をつけてみていないと、あっという間に葉が広がっていきます。春のダッシュが始まりました。
(生物担当学芸員 秋山

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珍しい外来植物

先日、市内を走る幹線道路、国道16号線のある場所に、珍しい外来植物を見に行きました。
写真の植物、日本で出版されている植物図鑑の中で掲載されているのは、私が知る限り2冊だけです。
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ニセカラクサケマン。
外来植物の名前には、「よそ者」という烙印を押したいのかな、という雰囲気がありありのものが少なくありません。これもその一つ(そもそもカラクサケマンという植物じたいが外来種なのですが)。
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神奈川県内では、この場所以外に生育地は知られていません。どういうわけか、6年ほど前からここで元気に育っているものの、ほかの場所に広がるようすもありません。
絶えず自動車の風圧や排ガスにさらされながら生きる姿に、ちょっと肩入れしたくなってしまいます。
(生物担当学芸員 秋山)

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今年度もあと少し

今日はようやく春めいたぽかぽか陽気。
今朝、博物館の前で、ウグイスが上手に鳴いていました。
館内は、春休みということもあり、親子連れの方がたくさんいらっしゃいます。
あと1日で今年度も終わり、来年度から人員配置も少し変わります。
退職する職員、人事異動で他の課に配属が変わる職員、新たに配属されて来る職員。
年度が終わるに当たり、今、事務系の職員はおおわらわです。
いや、学芸班だって「職員配置が替わって、利用しにくくなった」などという事がないように、心して準備をしなければなりません。
そんな事を思いながら、解決しなければならない課題を、チェックしています。
さて、来年度はどんな一年になるでしょうか。
これからもよろしくお願いいたします。(学芸班 木村)

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春の緑地を歩く

今日は相模原植物調査会のみなさんと、市内のある緑地を歩きました。ここは、市民が15年以上にわたって行政や企業などと粘り強く交渉しながら守ってきた緑地です。
保全活動の核となって活躍してこられた方のお話をききながら、春真っ盛りになりつつある緑地の植物を観察します。
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アズマイチゲはピークを過ぎていましたが、じゅうぶんに清楚な花を堪能できました。
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アブラチャンも満開。今日はほんとうに暖かく、春らしい一日でした。
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(生物担当学芸員 秋山)

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