ヤマシギを再確認

今年初めのブログの記事で、フクロウがなにか獲物(鳥)を捕らえている写真をご紹介しました。どうもその鳥とは、大きさやシチュエーションなどから、森の中で越冬しているヤマシギではないかと考えています。ヤマシギというと夜の活動が多いこともあり、なかなか目にすることが無いため、かなり残念な気持ちでいました。しかし、嬉しいことに今日(1月20日)ヤマシギがセンサーカメラにまた写っていました。

センサーカメラに写ったヤマシギ

嘴の先にかなり神経が通っていて、落葉の下をさぐりながら食べものを探します。

嘴を落葉の下に突っ込んでカサカサやっています

ただし、センサーカメラに写っていたフクロウの獲物はやはりヤマシギだろうと考えているので、この森には少なくとも2羽のヤマシギが越冬していたということになります。
ところで、センサーカメラのメモリーカードを交換しようと歩いていたら、目の前からフクロウが飛び立っていきました。昼間に見るフクロウは大きくてビックリしました。
越冬期の厳しい食糧事情の中で食べる相手を選べるわけもないのですが、ヤマシギはもう捕まえないでほしいな・・と考えてしまいました。
今日は短い時間の中で多くの鳥に出会いました。そのうちの1羽はルリビタキでした。

ルリビタキ(オス)

美しい瑠璃色のオスです。木の上の方では、ヒヨドリがまだ先ほどのフクロウの出現に驚いてピーヨピーヨと騒いでいました。

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プラネタリウム無料上映します!~文化財防火デーの訓練(1/24実施)に参加してみませんか?~

1月26日は文化財防火デーです。

相模原市立博物館では相模原消防署と連携して消防訓練を実施します。

今年度の訓練では、より実践的な内容で実施したいと考えており、ご来館の皆様にもぜひご参加いただきたく、プラネタリウム観覧付きの訓練を計画しました。

プラネタリウムで全天周映画を楽しんだ後に、訓練に参加しませんか?

参加可能な方は、ぜひ1/24(木)の13:10頃までに博物館にお集まりください。(事前申し込み不要、210名様まで)

通常では投影していないので、この作品をご覧いただけるのはこの日だけ!

13:20からの全天周映画をご覧いただいた後、14:00頃に発災→避難するという流れになります。終了予定時刻は14:30〜15:00頃を予定しています。

当日のための準備の様子はこちら(といってもプラネタリウムからの避難にはこの車に乗るわけではないのですが・・・)→(車輪が浮いているのがわかりますか?)

訓練が意義あるものとなるよう、ぜひご参加くださいますようお願いします。

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国際宇宙ステーションからのリアルタイム映像を楽しもう!

博物館のプラネタリウムのその先には、天文展示室があります。

そして、その天文展示室の入口のさらに左奥には、天文研究室、という部屋があるのをご存知でしょうか?

宇宙や天文に関する資料や、簡単な工作ができるコーナーがあり、学芸員への質問もできるという部屋です。(業務の都合により閉鎖しているときもありますが・・・)

部屋の手前には、いろいろな天文情報が掲示してあり、それも見どころの一つなのですが

展示内容は時々変えています!

最近、天文研究室内に、新しいコーナーが誕生しました。

二つのモニターにご注目あれ!

国際宇宙ステーションからのリアルタイム映像のモニターです。

これ、何が映っているか解説しますと・・・

矢印の先には・・・

写真を拡大してみていただきますと、地図の上に国際宇宙ステーションが今いる位置が示されておりまして、その上空から地球を見ている、まさにリアルタイムの映像が左側で見ることができる、というものなのです。

カメラは時々切り替わります。例えばこんなふうに

別カメラから

というわけで、いつまでも見飽きないのです。(カメラが切り替わるときなど一時的に静止画像になります)

しかしながら、ご存じのとおり、国際宇宙ステーションは約90分で地球を一回りしています・・・ということは、45分の昼間と45分の夜を繰り返しているわけで、夜の上空を飛んでいるときには画面は漆黒の世界になってしまいます。それはそれでライブ感がありますが。

さて、実はこの映像、わざわざ博物館に来ずとも、みなさんのスマホ等でもご覧いただけます。 https://eol.jsc.nasa.gov/ESRS/HDEV/

いながらにして宇宙からの眺めが手のひらで見ることができるってすごいですよね!

日本人宇宙飛行士の皆さんもこんな光景を見ていたのかな~?

当館のこのコーナーが、みなさんが宇宙を身近に感じるきっかけとなれば幸いです。

さて、国際宇宙ステーションに興味を持たれたら、3月末まで上映予定のこちらの全天周映画もおすすめです。

【全天周映画】ISS(国際宇宙ステーション)からの眺め +同時上映「まくまくんの星空大冒険」

なにしろ県内最大級(実は国内でもベストテンレベル)の直径23メートルのプラネタリウムドームでご覧いただけますので、その迫力たるや!!!

同時上映の「まくまくんの星空大冒険」は、そのビジュアルのかわいらしさにお子様向けかと思いきや、全年齢向けの内容となっており、季節ごとの星空解説で見応え十分。今は冬バージョンで、3月からは春バージョンですので見比べてみるのも一興です。

博物館ご来館の際は、天文展示室だけでなく、ぜひ天文研究室にもお立ち寄りください。そしていよいよ3月末までの上映となっている『ISS(国際宇宙ステーション)からの眺め +同時上映「まくまくんの星空大冒険」』もお見逃しなく!

みなさまのご来館、ご観覧お待ちしております。

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イプシロン4号機の打ち上げパブリックビューイング実施しました!

予定通りの日程だと臨時休館日に当たるため開催できなかったのですが、天候の都合で1/18に延期されたことにより、博物館でも打ち上げパブリックビューイングを実施することができました。

エントランスモニターも準備万端

近くの小学校の皆さんと一緒に打ち上げを応援することができました。

打ち上げの瞬間!

小学生の皆さんには、夜のニュースでも見てみてね~などとお話をしました。

たまたまでしょうが宇宙機アウターのお子さんも!


こうしたイベントへの参加により、ご家庭でも宇宙の話題が盛り上がると嬉しいなと思います。
参加してくださったみなさんありがとうございました。

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乾燥標本になってしまったジョロウグモ

以前、このブログで「ジョロウグモは年を越して2月頃まで生きている事がある」と紹介した事がありますが、残念ながら今年は、博物館周辺で年越しをした個体はいないようです。
その代わりではありませんが、網にからまって死んでいる個体を見かけました。

生きているうちに自分の網に捕らわれてしまう事はまず有り得ないので、どうしてこうなったのか不思議です。
さらに良く見ると、硬い殻を持たない腹部がしっかり残っています。さらに頭胸部の銀色の毛や、脚の環状斑(縞模様)が色鮮やかに残っていて、まるでていねいに乾燥標本にしたかのようです。
クモの標本は、普通「液浸標本」といってアルコール浸けにします。
しっかりと保存するためにはそれで良いのですが、ビンの中に入っていて、色も抜けてしまうので見映えがしません。
そこで、乾燥標本づくりに挑戦したことがあるのですが、きれいに仕上げるには結構手間がかかります。
こんな風にきれいな乾燥標本(?)ができてしまうなんて、偶然の力にしばし感嘆してしまいました。

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1月17日まで休館です!

博物館は、1月15日から17日(木)まで設備メンテナンス等のための休館となります。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
さて真冬らしい寒い日が続きますが、1月15日に、市内の相模川へ絶滅危惧種カワラノギクの結実状況を確認に行きました。

実ったカワラノギク

ぼんぼりのようなかわいらしい綿毛の果実がたくさん実っていました。
河原の強い風でもあまり長い距離を飛ぶことはありませんが(カワラノギクの果実の性質についてはコチラ)、うまく河原石の隙間に入り込み、春になってたくさん芽生えてほしいものです。
せっかくなので付近の河原を歩いていると、地面にたくさんの羽毛が不穏なようすで散らばっていました。

地面にちらばった羽毛

ドバトの羽毛です。そばの石についていた血痕や、羽根の散らばり方から、ついさっき、こんなことになったようです。おそらくオオタカが、捕らえたドバトの羽根をここでむしったのでしょう。オオタカはこうして地面でできるだけ羽根をむしりとってから、お気に入りの食事場所へと運ぶ性質があります。
その脇では、ウメの花が咲いていました。

ウメの花


寒風ふきすさぶ河原も、季節は着実に進んでいるようです。

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寒空の下の探鳥会

今日(1月12日)は神奈川県の森林インストラクターのみなさんと、県立相模原公園(南区下溝)で探鳥会を行いました。
厚い雲に覆われた寒空でしたが、じつは、こんなお天気模様は冬の野鳥観察の場合好条件です。冬は太陽の位置が低いので、あまりきれいに晴れていると、逆光になる位置が大きくなるためです。

寒さ対策万全でバードウォッチング

みなさん、ふだんは森林インストラクターとして活動されているため、野外に慣れていて、防寒対策も万全でした。
そんな中、何種類かの鳥はじっくりと長時間観察することができました。そのうちの一つ、キツツキのなかまのコゲラです。

コゲラ(写真は以前撮影したものです)

木を叩く音を聞きながら、日本で一番小さなキツツキを堪能しました。
途中、公園から少し出て相模原沈殿池でも観察しました。

冬の水鳥観察の名所、相模原沈殿池

最近は水鳥がめっきり減ってしまいましたが、オシドリの抜群の美しさを楽しむことができました。

オシドリ(写真は以前撮影したものです)

特に、銀杏羽と呼ばれる飾り羽を見て、体のどの部分についている羽かというクイズをみなさんで考えていただきました(答えは、翼の付け根の三列風切羽のうちの1枚です)。
そして、後半、じっくりたくさん見られたのは、冬鳥のアトリです。

アトリ(写真は以前撮影したものです)

はじめは遠くて色があまりわからず、図鑑のようなオレンジ色が見えない、という声がありましたが・・そのうちに近い距離で見られて、全員がしっかりと胸や肩のオレンジ色を確認できました。
午後2時すぎに解散となりましたが、30種類以上の鳥をほぼ全員が見られて、寒さに負けずに歩いた成果は上々でした。

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タネ降臨

博物館で系統保存のために栽培している絶滅危惧種のカワラノギクが結実しています。この株は、市内の相模川の河川敷で採種されたもの由来で、市内産の系統が絶えてしまわないように栽培しています。

結実したカワラノギク

カワラノギクの果実は同じキク科のタンポポと同じように綿毛がついていますが、風に乗って飛ぶことはあまりありません。種子の大きさに対して、綿毛が短くて少ないためです。

カワラノギクの果実

ではなんのために綿毛がついているのでしょう?ある研究によると、河原という特異な環境に生育するために遠くへ飛ぶ必要はなく、むしろ、条件の良い河原石のすきまに入り込んで、そこから抜け出てしまわないように綿毛でうまくひっかるためだろうとされています。綿毛の機能もいろいろですね。
立ち枯れたカワラノギクを見ていたら、茎の途中にもっと大きな綿毛がひっかかっていました。

カワラノギクの茎にひっかかっていた大きな綿毛

周りをよく見ると、地面にも落ちています。

地面の上でも目立ちます

こちらは、相当な滞空時間であることが容易に想像できますね!

キラキラと輝く白銀色の美しい綿毛

これは、先日、壮大なつるをご紹介したテイカカズラの果実なのです。
あの勢いで樹木の上の方まで登っていき、地上15メートル以上の高さで開花して、今、果実を飛ばしているのでしょう。美しく繊細な綿毛付きの果実は、怒濤のごとく巻き付くつるとは対照的な印象ですね。

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日曜・祝日のお昼のお楽しみといえば・・・~ #プラネタリウム #無料 番組のご案内~

もうみなさんご存知ですよね?

相模原市立博物館では平成28年4月以降、日曜と祝日の12:10から、プラネタリウムで無料のミニ番組「おためしタイム」を投影しています。
事前申し込みなども不要で、どなたさまでもご覧いただけますので、お気軽に「おためし」いただければと思います。

プラネタリウム内の様子

この「おためしタイム」、無料のミニ番組といってもなかなか侮れませんよ!
アイデアたっぷりの内容や、デジタルプラネタリウムの機能を活用した演出など、通常の番組とは一味違う内容をお楽しみいただいているのです。ですから、いつもプラネタリウムをご覧になっている方にもお楽しみいただけますし、ミニ番組ながらプラネタリウムの雰囲気はばっちり味わえますので、小さなお子様連れのお客様など、プラネタリウムデビューにも最適、というわけなのです。

さて、1月6日から始まった、1月から3月までのおためしタイムのテーマは「世界の夜空から-カナダ・ブラジル編」です。
今回のテーマでは、オリンピック「東京大会2020」で相模原市と関連する各国で見られる星空をプラネタリウムでご紹介する、という趣向。

ようこそ!

ここ相模原でみられる夜空と、カナダやブラジルの夜空はどんなふうに違うのか、あるいは違わないのか?
相模原に居ながらにして世界の空にひとっ飛びできるというプラネタリウムならではの世界旅行はいかがでしょうか。
ぜひ皆さんの目でお確かめください!

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1月6日、#部分日食 を観察できました!

1月6日は待ちに待った部分日食の日でした。
残念ながら9時30分の時点では厚い雲に覆われ、とても観察できそうにない状況であったため、せっかく開館前からたくさんのお客様にお集まりいただいたのにもかかわらず天体観測テラスへの入場はご案内できない状態でした。

館内のモニターでインターネット配信されている遠隔地のリアルタイム映像を流しながら学芸員による解説も・・・

しかしながら、10時過ぎには厚い雲越しに、観察できそう?
急いで日食メガネを皆さんにお配りして・・・

わ~見えた見えた!と歓声が上がります。

その後は、急きょみなさまを天体観測テラスにご案内することとし、

モニター越しの部分日食

雲の隙間から無事に観察することができました。

さがぽんも日食観察メガネ仕様!

あいにくの天候ではありましたが、100名以上の方にご参加いただくことができました。
こうしたことをきっかけに、宇宙や天文現象への興味関心を深めていただければ幸いです。
さて、次回の部分日食は12月26日です。
どうぞお楽しみに!

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