不思議でかわいいカイコ!

今日(6月24日)は毎月恒例の生きものミニサロンでした。お題はこちら!

5齢になったばかりのカイコ

「不思議でかわいいカイコ!」

素敵な看板でお出迎えしました

サポートスタッフさんによる素敵な看板のおかげで、たくさんの方にお集まりいただきました。

ぐいぐいと前のめりになってきいてくれました

まず、博物館で飼育中のカイコをじっくり観察して、カイコの絵を完成させてもらいました。

すごい集中力で観察!

最初は容器ごしに見ていたお子さんも、だんだん慣れてきて手乗りカイコで観察!

手乗りカイコ!

カイコの目や脚のおはなし、繭や成虫、そしてカイコに近縁な野生の蛾であるクワコのことなど、いろいろなお話をきいてもらいました。手に乗せたときのひんやりした感触や、一心不乱に食べ続ける姿にみなさんとても関心を持たれていました。来月は7月22日(土)の12時から実施します!

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明日のミニサロンはカイコです!

明日(6月24日)は毎月恒例の生きものミニサロンを実施します。
博物館で現在飼育展示しているカイコについてじっくり観察する予定です。

5齢になった飼育中のカイコ

カイコの体のつくりや成長のようすなど、手にとってじっくりと見ていただこうと思います。
そして、こんな繭もお見せします。

カイコの繭にはもともと黄色いものがあります

左は実用品種の「かいりょう・あけぼの」の繭ですが、右は黄色い繭をつくる系統の交雑品種です。
ほかにも形の違う繭などご紹介します。お申し込み不要ですので、正午に博物館1階エントランス付近にお集まりください!

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花5題

最近の市域での植物分布調査中に、発見!というほどではないけれど、思わず写真を撮ってしまった花についてご紹介します。まずはこちら、カワラナデシコです。通常は梅雨の終わり頃に見ごろとなる花ですが、一足早く満開となっていました。

カワラナデシコ

これが相模川の河原なら普通のことなのですが、河原でもなんでもない、中央区の市街地内の、ある場所で撮影しました。カワラナデシコは、いわゆるナデシコです。つまり、なでしこジャパンのナデシコということになります。見事なピンク色ですね。
さらにもう1種、カワラとつく植物で、こちらはヒロハノカワラサイコです。

ヒロハノカワラサイコ

おそらくこの場所が、かつて相模川の河原から客土して造成されたのではないかと考えられ、その証拠の植物がこうして見られるようです。
一方でこちらは外来植物ですが、同じ場所で見られたハルシャギクの大群落です。

ハルシャギク

特定外来生物のオオキンケイギクに近縁の植物ですが、市内ではこんな大群落はほかにありません(といっても、この写真を撮影している時はすでに草刈り中でした)。
そしてこちらは中央区の別の場所のセイヨウフウチョウソウです。

セイヨウフウチョウソウ

園芸用として人気の植物ですが、こうして建物が撤去された後の更地に突如群生することがあります。
最後に、博物館お隣の純林地で今見られる、地上の星です。

アカメガシワの雄花

アカメガシワという樹木の雄花です。満開の後、地面に花を落としています。花びらが無く、黄色いおしべが星の瞬きのように見えますね。

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雨ニモ負ケズ、市民学芸員研修~平塚市博~ & 市民学芸員を募集中!

6/21(水)に市民学芸員の研修として、平塚市博物館に行きました。平塚市博物館も当館同様に人文、自然、天文分野を扱った地域の総合博物館で、しかもボランティア活動が盛んな博物館でもあります。

エントランスには引き出しがいっぱい!

午前中は平塚市博物館の学芸員から館の概要、取り組みなどの講義と、展示解説ボランティアさんからその活動概要と展示解説をしていただきました。なんと開館日には必ず3~4名の展示解説ボランティアがいるそうです(驚!)

平塚市博 学芸員からの説明

 

展示解説ボランティアから平塚宿の説明

この日は朝から雨模様で、昼頃には雨脚が強まってきました。実は、昼食を外でとる予定であったため、参加者はみな雨にも負けず外に繰り出し、大変だった分ご飯をおいしく食べられたと思います。

午後は、プラネタリウムを視聴しました。天文担当の学芸員さんに説明いただき、しかも研修用プログラムとして、設備、運営、普及事業などもお話しいただきました。

プラネタリウム・・・天体が近くに感じられます

帰りのバスに乗っている時が最も雨が激しかったのですが、当館に着いた時にはピークは過ぎ、無事に研修を終えることができました。

なお、現在当館では、新規の市民学芸員の募集を行っております。今回のような研修をはじめ、様々な博物館イベントへのスタッフ参加や展示準備など、博物館でしか体験できないことに関わることができます。そして、楽しい仲間がたくさんできると思いますので、興味がある方は、当館ホームページや広報さがみはら6/15号をご覧下さい。

夏の恒例 市民学芸員による企画「クイズラリー」

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いろいろな砂を顕微鏡で見てみよう

6月18日に「いろいろな砂を顕微鏡で見てみよう」を開催しました。

毎年恒例の普及事業ですが、今年度は企画展「砂展〜日本の砂・海外の砂〜」の関連事業として開催しました。
ボランティアとして相模原地質研究会と相模原青陵高校地球惑星科学部の皆さんにご協力いただきました。

沖縄のサンゴ礁の砂やサハラ砂漠の砂、南極の砂など、日本各地と海外の32か所の砂を顕微鏡で観察しました。

砂を顕微鏡で見るとこんな感じです。

顕微鏡で見た南極の砂

鳴り砂の体験は、今回からは島根県の琴ヶ浜の砂を使いました。前回までは福島県の豊間海岸の砂を使っていました。鳴らしているうちに、鳴かなくなるので、そうなったら新しい砂と取り替えます。豊間海岸の砂を使い切っとところで、タイミングよく琴ヶ浜の砂をたくさんいただきました。豊間海岸の砂は鳴らすのにコツが必要でしたが、琴ヶ浜の砂は誰でも簡単に鳴らすことができました。

実物の砂入りカードも作りました.砂は神奈川県由比ヶ浜の砂、沖縄のサンゴ礁の砂、サハラ砂漠の砂の中から一つ選びます。

多くの方に楽しんでいただくことができました。

お手伝いいただいた相模原地質研究会と相模原青陵高校地球惑星科学部の皆さん、どうもありがとうございました。

6月25日(日)午後2時〜2時30分に砂展の展示解説を行います。こちらも、ぜひご参加ください。

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本能寺の変 そして・・・

5月下旬に山梨県へ資料調査に行った際、念願であった岩殿城跡も巡りました。岩殿城跡は山梨県大月市に所在する戦国時代の山城で、山梨県指定史跡にも指定されています。なぜ隣国甲斐の岩殿城を踏査したかったのか。それは表題の本能寺の変まで遡ります。
時は戦国時代、天下人までのぼりつめた織田信長でしたが、天正10年(1582)6月2日に、京都の本能寺に宿泊していた折、家臣の明智光秀の謀反により天下統一への道半ばにして急死するという歴史的な一大事件。小学校の授業でも必ず学ぶ日本の歴史です。旧暦の6月2日は、新暦でいうと今日からちょうど435年前の6月21日の出来事です。本能寺の変の波及は全国へ広がります。
戦国時代の市内は、関東の雄 北条氏の支配領域ですが、北条氏の支城である津久井城を本拠に津久井領を治めていたのは、その城主内藤氏になります。津久井城は相模と甲斐を結ぶ境目の城として、軍事的にも重要な山城です。実はこの内藤氏、本能寺の変による混乱に乗じて当時織田領であった甲斐に進軍し、岩殿城を奪取していたのです(天正10年6月13日北条氏政書状)。
岩殿城は標高634mの岩殿山に築かれた山城です。中央線や中央高速道路で大月方面に行ったことがある人は、右前方に大きな岩山をご覧になった方も多いと思います。岩殿山は高さ150mもの岩(礫岩)が露出した断崖絶壁が甲州道中沿いに面し、周辺の景観を圧倒しています。東国屈指の堅固な城としても知られ、現地に立つと確かに頷いてしまいます。

鏡岩となる礫岩の断崖絶壁

「揚城戸跡」(礫岩の切り通しの城道)

その山頂部に本丸などの曲輪(くるわ)や水手(みずのて)である池、敵の侵入を防ぐ堀切りなどが築かれています。

「馬場跡」とされる曲輪

右「亀ヶ池」 と左「馬洗池」

山頂部尾根の堀切り

登山道は整備されており、麓から30~40分で山頂まで行けました。山頂からの眺めは雄大で、435年前の緊迫した甲斐国で、津久井城主の内藤綱秀もこの眺めを見ていたのかなと思うと、感慨深いものがあります。

山頂からの眺め(手前から中央高速道路、桂川、JR中央線と大月駅)

なお、天正10年6月13日北条氏政書状は、3月に刊行しました『ふるさと津久井』第7号(下山治久「津久井城の在番衆と山角定勝」)に掲載されています。興味を惹かれた方は、合わせて是非ご高覧ください。

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ラインダンスむし?

カイコのお世話をしていたら、飼育容器の縁をなにか白いものが動いていました。
よーく見てみると・・

おしりのふわふわをピンと立てて歩いています

クワなどにつく虫、スケバハゴロモの幼虫です!ぜんぜん珍しくない虫ですが、先日のコミミズクなどと同様に、いるとつい写真を撮りたくなる、不思議な形をしています。おしりの先に綿毛(ろう物質だそうですが)を付けています。

ちょっと立ち止まってポーズ!

いったい何のためにこんなものを付けているのか?おそらくは天敵からの防御なのでしょうが、かえって目立ってしまうのではないかとこちらが心配になります。ちょっと古い話ですが、どう見てもラインダンスショーの踊り子さんが付けていた飾りです。顔をアップにすると・・

顔のアップ

さて、成虫はこちらです。

名前のとおり、翅が透けているスケバハゴロモ

一見すると蛾のようですが、違います。顔つきから、セミやカメムシのなかまであることがわかります。
1センチほどの透明な翅がなかなかオシャレです。ハゴロモやミミズク、ツノゼミなどこのなかまの不思議な形は、いつ見ても楽しい気持ちになります。

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カイコの授業、ラストスパート

午後、梅雨らしくない積乱雲から雷鳴がとどろいてきました。

積乱雲は、雷を起こす危険な雲です

今日(6月16日)で今年度春のカイコの授業がラストスパートとなりました。

体育館で授業

10校目となった中央区の清新小学校4年生のみなさんは、これまでで一番多い5クラス!でも、いま育てているカイコのことをいろいろと知りたくて、前のめりになってしっかりと聴いてくれました。

質問もたくさんしてくれました

農作業としてカイコを育てることと、命の扱い方など、1校時の中にたくさんのことを詰め込んでいる授業なので、どの学校でも授業の最後、児童のみなさんは複雑な表情をしています。でも、クラスやグループの中でいろいろな議論をして答え出していって欲しいという気持ちで取り組んでいます。

加速度的に食べる量が増えていきます

さて、博物館で育てているカイコは3齢の3日目。間もなく3眠(みん)に入ります。

もうすぐ3眠に入ります

日に日に大きく育つカイコの不思議を、小学生のみなさんとともに味わっています。

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カルガモの親子

今日(6月15日)は市内緑区で野鳥の調査を行いました。梅雨を忘れるくらいの好天でしたが、鳥の出現状況の方はいまひとつ。でも、昼食後にこんなご家族に遭遇しました。

ひとかたまりになって休息中のカルガモの親子

カルガモの親子です。ヒナはふ化して1週間ほどでしょうか。

基本的に全員が同じ動きをします。

しっかり歩き、泳いでいますが、いかんせん無防備です。見ていてヒヤヒヤしますが、実際、この時期は外敵による危険に最もさらされます。

やおら勝手に泳ぎだした4羽のヒナ

9羽のうちの4羽が、別のつがいのカルガモが食事をしているところへ近づきます。
恐れを知らないヒナは、お余所の大人(成鳥)にちょっかいを出して反撃され、それを見た母親がさらに攻撃をしかけたりと、成鳥の方はかなり神経質になっているのがわかります。
すぐに疲れてしまい、上陸して休憩。

すぐに疲れて休憩します

このうち、成鳥の大きさまで育つのは何羽でしょうか。あまりにもかわいらしい姿を見ていたら、かえって冷徹な自然の厳しさを思い出してしまいました。

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カワラノギク保全圃場の草抜き

梅雨の晴れ間の6月14日、緑区大島の相模川河原にあるカワラノギクの保全圃場(ほぜんほじょう)へ行きました。
目的は、草抜きです。カワラノギクは生育に強い日照を必要とするため、ほかの植物が繁ってしまうと絶えてしまいます。絶滅危惧1B類で、地球上に相模川水系のほか、多摩川と鬼怒川にしかないという植物のためにほかの植物をできるだけ排除します。beforeは・・

草抜きを始めた直後の保全地

そして相模原植物調査会のメンバーと汗を流した結果は

周りの樹木や去年の立ち枯れなどを除去

草抜きと言っても、今回はまだ強敵のコセンダングサが芽生えで小さかったため、周りから押し寄せるネムノキ、アカメガシワなどの樹木やイタドリ、テリハノイバラといった手強い植物を排除しました。カワラノギクも清々しそうです。

カワラノギクの今年咲く株

風は涼しげとはいえ、河原の炎天下の作業なので1時間ほどで切り上げて河原の植物を散策しました。
ちょうど、ヒメコウゾの果実が実っていました。

ヒメコウゾ(クワ科)の果実

美しい果実ですが、近縁のクワのように美味しくはありません。
植物ではないのですが、マメコガネのおきまりポーズ、後ろ足上げ!

交尾中のマメコガネ

風が吹いたり、人が近づくとなぜかこのポーズをとります。交尾中だったのでオスメス仲良く!
シジュウカラが葉先にこだわってなにかをつついていました。

器用に枝先にぶら下がるシジュウカラ

お昼ご飯を食べにちょっと場所を移動して、段丘崖の崖下へ。目的はこのイワタバコです。

見ごろを迎えたイワタバコ

ちょうど見ごろの不思議な形の花を堪能しました。
コセンダングサが繁ってきたころ、もう一回草抜きをしなくちゃと、気合いを入れ直しました。

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