【伊勢×相模原】ふたつの尾崎咢堂記念館で同時展

本市緑区又野の尾崎咢堂記念館では、出張ミニ企画展「憲政擁護運動と尾崎行雄(咢堂)」を開催中です。その様子をブログでお知らせした際に、本ミニ企画展は「伊勢×相模原 尾崎咢堂記念館同時展」であることを予告していましたが、3月2日(土)から伊勢市の尾崎咢堂記念館でも展示が始まりました。

尾崎咢堂記念館(伊勢市)の展示の様子

こちらは相模原市立尾崎咢堂記念館の展示の様子

尾崎ゆかりの地に建つ‟ふたつの尾崎咢堂記念館”による同時展がついに実現しました。同時期に同じ展示を400㎞以上も遠く離れた場所で開催していることに、とても感慨深い気持ちになります。

伊勢版のポスターも!

嬉しいことに、伊勢市の尾崎咢堂記念館の学芸員によると、展示の観覧のために連日、来館者が訪れているそうです。展示スペースには相模原市立尾崎咢堂記念館の紹介パネルやパンフレット、本市作成の冊子なども配架いただいており、これを機に展示をご覧になった方が双方の尾崎咢堂記念館に来館いただけると…期待が高まりますね。

尾崎咢堂記念館(伊勢市)内の本市紹介コーナー

出張ミニ企画展「憲政擁護運動と尾崎行雄(咢堂)」は、本市では3月24日(日)まで、伊勢市では3月31日(日)まで開催しています。第一次護憲運動における尾崎の活躍について、尾崎の生誕地・相模原と立身の地・伊勢の2か所でご覧いただくことができます。この機会をどうぞお見逃しなく!
伊勢市の展示情報については、こちら(伊勢市ホームページ)をご確認ください。

(歴史担当学芸員)

【博物館再開のお知らせ】相模原市立博物館は館内エレベーターの改修工事のため、令和6年2月29日まで休館しておりましたが、3月1日から通常どおり開館しています。3月のイベント情報など、詳しくはこちらをご覧ください。

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ヒレンジャクの食べ物

3月11日、博物館のまわりをたくさんのヒレンジャクが飛び回るようになりました。いくつかの群が分散して動いているようで、少なくとも50羽以上いました。ヒレンジャクの目的はこちらです。

ヤブランの果実を食べるヒレンジャク

ヤブランの果実を食べています。好物のヤドリギが無くなると、こうして地上に降りてヤブランをよく食べています。先日のブログで、コケをついばんでいる様子を紹介しましたが、ヒレンジャクはほかの鳥があまり気にも留めていないようなものを食べるようです。

ミズキの冬芽をつつく?ヒレンジャク

ミズキの冬芽をつついているので何をしているのかと思っていくつかの写真を拡大してみると・・

舌で冬芽の付け根あたりを舐めています

舌で冬芽の付け根を舐めていました。写真をいくつか確認すると、上を向いた健全な冬芽よりも、削れたり、折れている冬芽を選んでいるように見えます。ほかに、枝の折れた切り口あたりも舐めていました。

枝の折れた先を舐めています

どうやら、樹液を舐めていると推測できます。ミズキはその名のとおり、春先は傷ついた枝などから樹液をぽたぽたと垂らすほどなので、この季節はまさに瑞々(みずみず)しい状態です。若干ですが、糖分が含まれているはずなので、それを舐めているのでしょう。ミズキの枝を舐めるのは他の鳥では見たことがありません。
しばらくそんな行動を見せていたかと思うと、突如、博物館敷地内の水たまりへ集合しだしました。

水たまりで水浴びをするヒレンジャクの群

代わるがわる飛び込んで水浴びです。夢中で水浴びをしている様子が微笑ましいですね。
絶えず「チリィーリィー」と細く小さな声で鳴き交わす鳴き声といい、鋭い顔つきのわりに、とてもかわいらしい鳥です。

(生物担当学芸員)

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東林地区の歴史を歩いて学ぶ-探訪編-

先日、こちらのブログで東林ふれあいセンターの歴史講座の様子を紹介しました。この講座は、座学と探訪の2本立てのため、3月5日に第2回目となる探訪を実施しました。

座学編で紹介した中村新開「拓殖碑」を実際に訪れました。

当日は歴史スポットでの解説を挟みながら、受講者の皆さんと総延長5.9kmの行程を歩いて学びました。
まずは東林間駅東口のシンボル・「千代の松」からスタートし、中村新開「拓殖碑」や東林間神社を見学しました。

東林間の鎮守・東林間神社

東林地区は、横浜水道の地上を整備した「横浜水道道緑道」(水道みち)と、「相模原開発畑地灌漑(かんがい)事業」の水路跡である「相模緑道緑地」の交差地点という特徴があるため、今回の講座ではこの2つの道を歩いて学ぶことをテーマとしています。
これらの道は先週の座学で紹介したため、講義の内容をおさらいしながら実際に歩きます。このブログでも、過去に水道みち相模緑道緑地について紹介していますので、よろしければご覧ください。

相模緑道緑地を行きます。(南区相模大野と南区栄町の境)

途中、相模女子大学キャンパス内の軍都遺構である市登録文化財の「旧陸軍通信学校将校集会所」(茜館)と、市登録名勝「旧陸軍通信学校将校集会所庭園」(フランス庭園)を見学し、行幸道路こと県道51号を下ります。この道中にも、水道みちと相模緑道緑地に交わるポイントがあり、東林地区からの繋がりを意識しながら進みました。

南台二宮神社まで来ました。ゴールまであと少し…!

最後は、南台二宮神社とその近くにある中和田新開「新開記念碑」を見学して、小田急相模原駅で解散しました。この頃には雨足がかなり強まってきましたが、全員でしっかりとゴールすることができました。
午後から降り出した雨に加え、3月上旬らしからぬ寒さの中での実施となりましたが、折々で活発に発言や質問があり、皆さんの歴史への関心の高さがうかがえました。

また、当館エントランスでは、今回見学させていただいた相模女子大学が2025年に迎える創立125周年記念事業の出張展示を現在開催しています。ぜひご覧ください。

(歴史担当学芸員)

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県立生命の星・地球博物館で薮内正幸作品の魅力を語る

2月23日から始まっている、神奈川県立生命の星・地球博物館の企画展「動物のくらしとかたち-薮内正幸が描いた生態画の世界-」の関連講演会「薮内正幸に魅せられて―生態画の世界へようこそ」で、当館学芸員の秋山が講演を行いました。

神奈川県立生命の星・地球博物館 企画展のポスター

演者は3名で、薮内正幸美術館(山梨県北杜市)館長でご子息の藪内竜太氏と、鳥類画家の神戸宇孝(ごうど うたか)氏と秋山です。
竜太氏からは、動物画家、薮内正幸(1940-2000)の子ども時代から画家として独り立ちするまでのことを中心に、神戸氏からは、強い影響を受けた薮内作品の魅力について画家の視点から、そして秋山からは、子どものころからの薮内品への憧れや、一度だけ面会した際のエピソードなどを紹介しました。

講演の様子

小学生の頃に影響を受けた薮内作品

この講演会の様子はアーカイブ配信される予定です。

第2部のトークセッションの様子

薮内正幸氏は、野生動物に関心のある人だけでなく、児童文学の名作『冒険者たち』(斎藤 惇夫 作 , 薮内 正幸 画)などをとおして、そのお名前以上に作品そのものが知られた画家です。動物が大好きで、そのありあまる愛情が紙上へと注がれた作品群は今も多くの人を魅了しています。
企画展では、薮内作品と一緒に、そこに登場する動物たちのはく製が多数展示されています。学術資料としてのはく製と、その動物が生きる姿や躍動感を表す生態画の役割の違いがよくわかります。ちょっとお恥ずかしいのですが、秋山学芸員の素人生態画も展示されています。

左が秋山学芸員の作品、右は鳥類画家である神戸宇孝さんの作品

鉛筆画でも、線画でも、水彩画でも、その動物の魅力を最大限に引き出す薮内作品の数々をぜひご覧いただきたいと思います。神奈川県立生命の星・地球博物館は箱根登山線の入生田(いりうだ)駅を降りてすぐの場所にあります。企画展は5月12日までです。
(生物担当学芸員)

※写真はすべて神奈川県立生命の星・地球博物館提供

【博物館再開のお知らせ】相模原市立博物館は館内エレベーターの改修工事のため、令和6年2月29日まで休館しておりましたが、3月1日から通常どおり開館しています。3月のイベント情報など、詳しくはこちらをご覧ください。

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啓蟄の樹林で

3月5日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。冬ごもりしていた虫などがはい出るという意味ですが、外は寒空が広がり、雨も降ってきました。そんな中、前日の3月4日に博物館お隣の樹林地ではこんな鳥を見かけました。

ヒレンジャク(3月4日)

ヒレンジャクです。ここ数年、きまって啓蟄の頃を中心に飛来して、半月から20日ほど滞在します。多い年は80羽近い群れになったこともあります。今年はまだ7羽の群れですが・・。
ヒレンジャクは、ヤドリギの果実を好んで食べることが知られています。しかし、この樹林地にはヤドリギは3株ほどしかなく、しかも今年はあまり熱心に食べている様子がありません。

地面に落ちていたヤドリギの果実と葉

それよりも、地面の近くのヤブランの果実を盛んに食べていました。また、コナラの幹に着いているコケ類もついばんでいました。

コケを食べるヒレンジャク

コケ類は、巣材として利用されることはあっても、あまり鳥に食べられることはありません。ヤドリギも、ヒヨドリなどが少し食べる程度で、他の鳥はあまり好まないようです。ヒレンジャクの好みは不思議ですね。
足元では、シロバナタンポポが咲いていました。

シロバナタンポポ

もともと九州や四国の自生種ですが、種子が人や物の移動に乗ってきたのか、博物館周辺では数は少ないものの、毎年咲きます。カントウタンポポは少し遅れて咲きだすので、今年はまだ咲いていません。
ヒレンジャクの群の数が増えてくると、少数ですが、近縁のキレンジャクが混じることもあります。これから数が増えるのか、いつまでいるのか、樹林地からしばらく目が離せません。
(生物担当学芸員)

【博物館再開のお知らせ】相模原市立博物館は館内エレベーターの改修工事のため、令和6年2月29日まで休館しておりましたが、3月1日から通常どおり開館しています。3月のイベント情報など、詳しくはこちらをご覧ください。

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牧野標本、ホンモノです!!

3月1日から再開した相模原市立博物館では、様々なイベントをご用意して皆様をお待ちしています。詳しくはこちらをご覧ください。
その1つ、3月1日から始まったミニ展示「牧野富太郎博士の植物標本」では、なんと、植物学者、牧野富太郎博士が自身で作製した植物標本4点が展示されています。

ミニ展示「牧野富太郎博士の植物標本」

これは、昨年11月に東京都立大学牧野標本館と当館植物標本庫が植物標本の交換を行ったことにより、当館所蔵となったものです。当館からは、近年採集された市内の自生種や、県内外の標本30点を牧野標本館へ、牧野標本館からは、同館のご配慮により、すべて県内採集品30点、しかも、うち2点は市内緑区の採集品を揃えて下さいました。

緑区与瀬で1937年に採集されたヤマザクラ(左)とチョウジザクラ(右)

また、もっとも古いのは1901年採集のもので、牧野博士自筆のメモが入っていました。

ヤマブキ(箱根で1901年に採集)

「April13, 1901, Hakone, Sagami」と博士独特の筆致で書かれています

さらに、こちらは平塚海岸で採集されたカワラナデシコで、こちらも牧野博士直筆のメモ入りです。

カワラナデシコ(平塚で1914年に採集)

「カハラナデシコ 相州平塚 海浜砂場 21/Ⅵ/1914」と書き込まれています

約90~120年前の植物標本がこれほどしっかりと残されていることに驚きますし、その年月の重みが標本からひしひしと感じられます。
この展示は4月7日(日)までとなります。牧野標本の実物を見られる貴重な機会となりますので、ぜひご覧ください。
(生物担当学芸員)

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ECO-TOPインターンプログラムが終了しました!

こんにちは、東京都のECOーTOPプログラムのインターン生(桜美林大学2年生)です。2月16日から3月1日の5日間、相模原市立博物館でインターンとして職務にあたりました。
仕事の内容は、植物標本の貼り付け補修作業やミニ展示のパネルづくり、設置などの博物館ならではの内容から、チラシづくりやホチキス止めなどの裏方の作業まで行いました。

ミニ展示のパネルの打ち付け作業

植物標本の貼り付け作業

博物館は2月29日まで休館していたため、再開するための開館準備にも参加しました。
博物館業務の実際を体験し、資料の効果的な展示の仕方や資料の保存方法、作業時の注意点などを学ぶことができました。

また、野鳥観察会や、その下見でバードウォッチングなどの野外での活動も行いました。

観察会の下見で観察したカワセミ

普段何気なく触れている自然をじっくりと観察することで身近にある“かわいい”や“おもしろい”に気付くことができました。

カラスウリの果実の中から出てきた種子

バードウォッチングでは目的の鳥にほとんど出会えませんでしたが、必ずしも見つけられるわけではないという条件の中、お目当ての鳥に出会えた時の喜びはとてもしびれるものでした。大変でも探しに行くのを止められない魅力はここにあるのだと感じました。

市内の沈殿池で見られたオシドリ

生物のフィールドワークを行う調査地で、通行の妨げとなる倒木の対処を行った次の日には全身筋肉痛になってしまいました。調査、研究には筋力と体力があることも大切であることも学びました。

倒木の片づけ作業

とても地道で大変な作業も多かったのですが、3月1日のリニューアルオープンの時に、来館者の方々が展示を見て笑顔になっている様子を見て、私も嬉しくなりました。

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議会政治の父、再開館に向けて展示替え

臨時休館期間最終日の2月29日、当館自然・歴史展示室の尾崎咢堂コーナーの展示替えを行いました。
本市出身の政治家・尾崎行雄を紹介している場所としては、尾崎の出生地である又野の尾崎咢堂記念館がありますが、当館でも年間を通じて郷土の偉人に親しんでもらうために、昨年このコーナーを新設しました。新設時のブログはこちらからご覧いただけます。

早いもので、設置してからちょうど1年が経過しました。

遠目には変化が分かりづらいですが…

今回の展示替えでは、昨年寄贈されたばかりの新規収蔵品も展示しています。1896(明治2)年、尾崎が11歳の頃の手習草紙や、日本の漫画家・近藤日出造氏が描いた当時89歳の似顔絵まで、生涯にわたるゆかりの資料をご覧いただけます。

尾崎ゆかりの資料がズラリ

資料への負担を考慮して、いずれまた展示替えを実施することにはなりますが、当面の間はご覧いただくことができますので、ご来館の際はぜひこちらのコーナーにもお立ち寄りください。

(歴史担当学芸員)

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東林地区の歴史を歩いて学ぶ-座学編-

2月27日、南区東林間にある東林ふれあいセンターで歴史講座の講師を務めました。
第1回は座学、第2回は探訪形式の2週連続で東林地区の歴史について学ぶ講座で、本ブログのタイトルに若干の矛盾があるのはそのためです。

講義会場の様子

会場となった東林ふれあいセンターでは、以前から歴史講座の開催を切望されていたようで、情報解禁後、あっという間に満席となったことを同所スタッフの方から伺いました。定員10名の狭き門を勝ち抜いた受講者の皆さんとともに、気合い十分で初回の座学がスタートしました。

現在の東林間駅周辺というと、夏の一大イベント「東林間サマーわぁ!ニバル」の盛り上がりや、飲食店・雑貨店などが立ち並んでいるイメージがありますが、約140年前までは “林間”という名のとおりアカマツが生い茂る松林と、くぬぎ山をまじえた広大な原野でした。
東林間駅東口にある推定樹齢130年超の「千代の松」は、かつての面影を残しつつ長い間この地を見守っています。

千代の松

講義では「開拓と開発」をキーワードとして、明治時代以降に開拓の手が入り、小田急沿線を中心に地域がどのように発展してきたかをお話しました。
この講座を皆さん心待ちにしてくださっていたようで、途中に盛り込んだクイズにも全問正解を目指して積極的にご参加いただきました。講義終了後は数名が質問に来られ、熱心に受講いただいたことが伝わりました。

東林地区の今と昔を見比べています。

次週は講義で紹介した史跡などを中心に、おもに緑道沿いを実際に歩いて学ぶ探訪編を予定しています。来週のお天気が少し心配ではありますが、無事に決行した際はその様子をブログでもお知らせしたいと思います。

(歴史担当学芸員)

【博物館再開のお知らせ】相模原市立博物館は館内エレベーターの改修工事のため、令和6年2月29日まで休館となっておりますが、3月1日からいよいよ再開し、通常開館となります。たくさんのイベントや展示など用意してみなさまをお待ちしております。イベント情報など詳しくはこちらをご覧ください。みなさまと博物館でお目にかかれるのを楽しみにしています!

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まもなく再開館!休館中の天文分野の話題をいくつか・・・

博物館の再開が迫ってきています!
館内では再開に向けての準備が急ピッチで進められています。

さて、まだご報告していない休館中の様子を中心に、宇宙・天文関係の話題をいくつか紹介しましょう。

その1 公民館で開催した出張観望会

休館期間中、公民館や小学校などからの依頼を受け、出張観望会を行いました。
これは陽光台公民館で開催した時の様子。

陽光台公民館のベランダにて

座学の後に星空観察の予定でしたが、天候を見極めて、まず星空観察をしてからお話、ということになりました。
ナイス判断!で、参加者全員に望遠鏡で星空をご覧いただけました。
会議室では「星座早見」の使い方などのお話も。

陽光台公民館にて

みなさんお楽しみいただけたようです。天体観測、どうぞこれからもお楽しみくださいね!

その2 令和5年「宇宙の日」記念 作文絵画コンテスト入賞者の教育長面会

このコンテストは、例年、夏に募集し、夏の終わりごろには館内審査を経て全国審査へ、という流れになっています。
今年度、博物館の館内審査により最優秀賞となった作品のうち、小学生の作文の部の作品が日本宇宙少年団理事長賞という素晴らしい賞を受賞しました。

例年は博物館内で表彰式も行ってきましたが、今年度は改修により休館中のため、在学中の小学校の2学期終業式にて、校長先生から賞状や記念品をお渡しいただきました。
先日は教育長への報告も行いました。
作文を書いたきっかけや、日ごろから博物館やプラネタリウムに親しんでいただいていること、また将来の夢など話が弾んだところで記念撮影。

その時の様子はタウンニュース南区版にも掲載されました。掲載された記事はこちら

博物館ではこの作品を含めた館内審査の優秀作品等を3月1日から博物館エントランスで展示します。
みなさんの力作、ぜひご覧ください。

そして小中学生のみなさん、ぜひ来年度ご応募ください。楽しみにしています。

その3 ナイトプラネタリウム&観望から「星空観望会」へ

コロナ禍においても実施可能な方法を模索する中で、令和4年度に始まった「ナイトプラネタリウム&観望」は大変好評をいただき、令和5年度には回数や人数を増加させる形で拡充してきました。
おかげさまで毎回すぐに満席になる状況が続いています。
なかなか参加できないというご意見もいただいている中、社会状況の変化も鑑み、令和6年度からは、より多くの方にご参加いただける「星空観望会」として開催していきます。
4月分の申し込みは3月20日からを予定しています。
詳しくは3月15日号の広報さがみはらや博物館ホームページなどでご案内します。
ぜひご参加ください。

再開後の博物館の各種事業、どうぞお楽しみに!

(館長)

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