博物館実習民俗分野5日目

こんにちは!民俗分野の実習生です!
分野別実習5日目は引き続き展示発表に向けた準備を行いました。
展示パネルの作り方を学んだほか、実際に展示ケースにパネルを設置して試行錯誤しながら展示の導線を決めました。

キャプション作成をしている様子

実際に展示ケースに入れて見ると、思っていたよりもパネルが小さく見えてしまうため、サイズの調整が難しかったです。全体のレイアウトを見ながら、どうしたら来館者の方にとって見やすい展示になるのかを3人でたくさん考えました!

展示のレイアウトを考えている様子

明日はいよいよ展示発表当日です。今までに私たちが学んできた集大成をみなさんにお披露目できるよう、精一杯頑張ります!また、明日は午後から展示解説を行う予定なので、ぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです!

(令和8年度 民俗分野実習生)

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“荒地”と名につく植物

博物館の前庭には、数年前からアレチヌスビトハギが目立つようになってきました。

アレチヌスビトハギの花

花はかわいらしいのですが“ひっつき虫”なので、結実すると衣類にびっちりとくっついてやっかいな存在です。

アレチヌスビトハギの果実

ところで、博物館前庭や周辺の樹林内にはもともと在来種のヌスビトハギが自生しています。こちらも代表的なひっつき虫なので、秋に調査で入るとズボンなどがヌスビトハギだらけになってかなりの困りものです。

ヌスビトハギの果実

ヌスビトハギの花はこちらです。

ヌスビトハギの花

アレチヌスビトハギとヌスビトハギはマメ科に属する近縁種ですが、見分けるのは簡単です。花はアレチの方が大きく全体がピンク色、果実はヌスビトハギが2つずつつながるのに対して、アレチは4~5つずつつながります。
葉も形が違い、ヌスビトハギは小葉(3枚一組になった葉の、1枚ずつの葉)が幅広です。

ヌスビトハギの葉

アレチは細長いのが特徴です。

アレチヌスビトハギの葉

ところで、外来種の中でも近縁の在来種がすでに分布している場合、その和名の頭に「アレチ(荒地)」とつけられることがよくあります。『神奈川県植物誌2018』のさくいんをめくると、アレチウリ、アレチノギクなどたくさん並んでいます。
こうした植物の多くは大陸の乾燥地などが原産であることが多く、日本では初期の造成地など荒涼とした場所で見いだされるためそんな名が付けられたのでしょう。外来種の名には他にもニセアカシア、ワルナスビなどあって、名付けた際の悪意というか、警戒心のようなものを感じます。
(博物館長・学芸員)

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秋花粉

花粉症と言えば春のスギ花粉が社会問題化していますが、花粉はその後も初夏、盛夏、秋までずっと何かしら飛んでいます。花粉の飛散量がスギはけた違いに多いので一斉に多くの人が花粉症を発症しますが、その後の季節では、人それぞれの反応の違いや生活している場所の環境などにより、発症のタイミングは様々です。
そんな中で、秋は再び多くの人が花粉症になってしまう季節です。その大きな原因のひとつはこちら、オオブタクサです。

オオブタクサの花

北米原産の外来植物で、日当たりのよい造成地や河原など、身近な場所に巨大な姿でそびえ立っています。花を拡大すると・・

オオブタクサの花穂 小さな花がびっしりとついています。

花粉症の原因植物の特徴は、目立つ花を咲かせないことです。風で花粉を運ばせるため、虫を呼ぶ必要が無いからです。そのぶん、小さくて目立たない花をたくさん付けます。花粉を顕微鏡で観察すると、こんな形をしています。大きさは20マイクロメートルくらいです。

オオブタクサの花粉

そしてもう一つの原因植物、カナムグラです。

カナムグラ

こちらは在来のつる植物で、フェンスなどによく絡みついていますが、他のつる植物にまぎれしまい、とにかく目立ちません。こちらの花(雄花)も、花弁は無くて雄しべだけが目立ちます。

カナムグラの花(雄花)

カナムグラの花粉は、オオブタクサと比べて表面が滑らかに見えます。大きさはだいぶ大きめで、30~40マイクロメートルくらいです。

カナムグラの花粉

どちらも私たちの生活空間で普通に見られる植物です。通勤、通学路などにこんな植物があったら、しっかりマスクをして対策をしましょう。
(博物館長・学芸員)

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令和8年度 地質分野実習 ~野外調査編~

こんにちは!令和8年度の地質分野の実習生です。

9月1日に、山梨県大月市の猿橋と象の鼻周辺で、地形・地質の観察と岩石の採集を行いました。

「猿」橋に「象」の鼻。名前だけ聞くと動物がイメージされますが、今回探したのは動物ではなく岩石です。

最初に訪れたのは、日本三奇橋の一つとして知られる猿橋です。

有名な橋ですが、今回注目したのは、橋そのものではなくその下に広がる地層です。

猿橋では、富士山から流れてきた溶岩や、火山の噴出物が堆積してできた軽石質凝灰岩を観察しました。実際に近くで観察すると、岩石の割れ目や軽石、地層の重なり方などが分かりました。

 

その後は、象の鼻へ移動しました。

象の鼻では、まず露頭のスケッチを行いました。

写真ならシャッターを押せば一瞬ですが、スケッチはそうはいきません。地層の境目はどこなのか、岩石の形をどこまで描くのか細かく観察していきます。

実際に描くのは難しかったものの、じっくり観察することで、岩石の割れ目や地層の傾きなど、写真だけでは見落としてしまう細かな特徴にも気付くことができました。

 

スケッチを終えた後は、岩石を採集しました。

岩石は、収集して終了ではありません。採集した岩石には必ず番号を付け、採集場所などの記録と対応させます。

石は自分から名前や出身地を教えてくれません。番号を付け忘れると、どこから来たのか分からない「迷子の石」になってしまいます。採集物を博物館資料として残すためには、記録がとても重要です。

 

今回の実習では、残念ながら猿にも象にも会えませんでしたが、溶岩や軽石質凝灰岩など、さまざまな岩石をじっくり観察することができました。

今回の実習を通して、普段なら何気なく通り過ぎてしまう崖や岩石にも、長い地球の歴史が残されていることを学びました。たくさん歩いて足は重くなりましたが、地層の見方が少し変わった一日でした!

(地質分野 実習生)

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企画展「昆虫」 会期終了しました!

夏の企画展「昆虫 しらべてまもる多様性」が8月30日をもって終了しました。
多くの方にご観覧いただき、誠にありがとうございました!

昆虫展の屋外看板も見納めです

昆虫の「スキなところ」「キライなところ」コーナーはたくさんの投票でいっぱいに!

特別展示室では、さっそく、展示の撤収を開始しています。

標本の状態をチェックし、輸送のため梱包します

担当としては少し寂しい気もしつつ…

10月からは、考古分野の企画展が開催される予定です。
詳細は後日発表予定です。
考古企画展もお楽しみに!!
(動物担当学芸員)

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青山神社のお浜降り

「お浜降り」と聞くと、神輿が海に向かっていくイメージがあるかと思いますが、海のない相模原では、神輿が川の中に入る「お浜降り」と呼ばれる祭礼があります。
このことは以前のブログでも紹介させていただきました。(相模原の民俗を訪ねてNo.95津久井地域のお浜降り」(平成29年7月))

先日、その中で紹介されている青山神社(緑区)の関地区で行われたお浜降りを見学させていただいたので、今回改めてご紹介します。

お浜降り

青山神社のお浜降りは、毎年8月3日の夜に行われます。

こちらの神輿(御神体)は、緑区鳥屋の串川(くしかわ)から流されてきたものを組頭であった藤右衛門が拾って祀ったものと伝わっています。
そのためお浜降りは、それを再現するように、藤右衛門が御神体を拾い上げたと伝わる夜に、その場所で行われます。お浜降りが終わると、藤右衛門家に赴むき、その後は神社へ戻ります。

19時頃に神社を出発し、途中、かつて名主だった平本家に立ち寄り休みます。
現在でも平本家は氏子総代の責任役員として、地域のために勤められています。

串川に入る前に宮司が神事を行い、神輿にさらしが巻かれます。

神輿にさらしが巻かれていきます

担ぎ手とともに神輿が勢いよく川の中へ入ります。
神輿を水中で激しく揺さぶることで、神様の力が高まるといわれています。

お浜降りが終わると、藤右衛門家に向かいます。
その後、青山神社に戻るのは22時半頃となりますが、事情によりそこまで見届けることはできませんでした。

お浜降りの際、神輿にまかれたさらしは、安産・子宝の御利益があるといわれているそうです。
実は今回参加し、由来のアナウンスを聞いたことで初めて、この御利益のことを知りました。
市史編さん室の職員が地元の方でしたので、確認していただいたところ、次のことが分かりました。
・『青山神社誌』(令和3年発行)を出すにあたり、氏子や地域のお年寄りに話を聞いた際に出てきた口伝で、特に文字資料が残されているものではない。
・地元の方の中には、安産・子宝は聞いたことがなく、安全祈願の御利益があると聞いている方もいる。

祭礼はほぼ毎年行われるものですが、伺う度に新たな発見があります。
今後も市内を中心とした民俗を記録し、気づいたことなどをブログで紹介していきたいと思います。

(民俗担当学芸員)

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考古分野実習3~6日目 ~展示制作・展示解説を行いました!~

こんにちは!考古分野実習生です。

8月26日(水)から29日(土)にかけて、展示制作・展示解説を行いました。

 

26日には、展示に向けてテーマ設定を行いました。話し合った結果、土偶についての展示を行うことになりました。テーマを決めた後は、土偶について調べ、展示でどのようなことを伝えたいか議論しました。

展示する土偶を選んでいます

 

27日には、展示ケース内のレイアウトを考えました。土偶の実際の大きさに切った紙を使い、土偶をどう置くか試行錯誤を重ねました。なかなかいい配置が思いつかず、帰るころにはみんなへろへろになっていました😢

レイアウトを相談中…

 

28日には、はじめにパネルの作成を行いました。解説文や写真を印刷してパネルに貼り付け、適切な大きさに切りました。その後、展示ケース内にパネルと土偶を配置しました。パネルづくりも配置も難しく、想像以上に時間がかかってしまいました。

パネル切りの様子

虫ピンでパネルを固定しています

 

29日の朝には、展示の最終チェックを行いました。お昼からは来館者の皆様を相手に、自分たちで作った展示の解説を行いました。とても緊張しましたが、面白いと言ってくださる方が多く、達成感を感じました。

微調整中 どうしよう…

展示解説 大盛況です!

展示解説を聞いてくださった皆様、ありがとうございました。
私たちが作った展示は10月17日(土)まで公開されていますので、ぜひお越しください!!
(考古分野実習生)

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博物館実習民俗分野4日目

こんにちは!民俗分野の実習生です!
分野別実習4日目は展示発表に向けた準備を行いました。たくさんある資料の中からどの資料を展示するか選び、解説パネルやキャプションの内容を考えました。

展示準備の様子

実物を実際に手に取って観察することで、新たな気づきもあり、資料が実際に使われていた歴史に触れることができました。

展示準備の様子

展示発表に向けて本格的に準備を進めています!たくさんの人に興味を持って見てもらえる展示が作れるように頑張ります!
(令和8年度 民俗分野実習生)

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2026年度 歴史分野博物館実習~展示解説~

こんにちは!歴史分野の実習生です。

8月29日は実習の最終日で、展示資料の設置、来館者に向けた展示解説を行いました。

午前は、展示台と実物資料の設置などを行い、午後の展示解説に向けて、展示を完成させました。また、他の分野の実習生の展示解説を聞きました。それを踏まえて、自分たちの展示解説のブラッシュアップも実施しました。

考古分野の実習生の展示解説を聞いている様子です。

市民学芸員(博物館ボランティア)の方と、事務職員の方に展示解説をしている様子です。

実習の後半は、本番に向けてのリハーサルと、実際に来館者にご協力いただき、展示解説を実施しました。

一般の来館者の方に、展示解説を実施している様子です。

写真は、来館者の方に展示解説を実施している様子です。本番は緊張しましたが、皆さんに温かく聴いていただき、無事に展示解説を終えることができました。最後にいくつか質問をいただき、展示の内容について興味を持っていただけたので、嬉しかったです。展示解説を行い、来館者の方々とコミュニケーションをとることで、展示を一緒に作っていくということを実感しました。

実習全体の振り返りとして、一つの展示を作るのに、膨大な準備や下調べなどが必要であることを学びました。資料の扱い方や、展示を見やすくする工夫など、実習を通してしかできないようなことを、この博物館で身につけることができました。また、来館者の方との関わりも学芸員の重要な仕事であると思いました。

今回の博物館実習で学んだことを、今後の学習に生かしていきたいと思います。

(2026年度歴史分野実習生)

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生物分野実習6日目

こんにちは!!!生物分野の実習生です。
実習の最終日を迎えました。
無事、ミニ展示を完成させることができました!!!

パネルを水平に貼る作業中

組み立て作業を行う実習生達

ミニ展示のタイトルは、「戦う!化ける!生き延びる!―チョウたちの生存戦略」です。

完成したミニ展示です!

常設展示室の、ジオラマのコーナーに入る前の場所に展示してあります。
展示期間は9月27日までの1ヶ月間ですので、是非ご覧下さい!!!

~番外編~
資料整理の実習として、昆虫標本の登録を行いました。

昆虫の種類を図鑑で調べ…

データベースに登録します。

こちらは展示設営中の一コマ。

何を見ているのでしょうか。。。

長いようで短かった実習も終わり、振り返ってみると、実習に来ないと体験できない事や触れることの出来ない物に触れる機会となった実習期間でした。
涙あり?笑いありの実習期間を4人で楽しく終えることができました!!
(生物分野実習生)

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