津久井城跡は小田原北条氏に与(くみ)した内藤氏が城主として収める山城でした。
現在は相模原市緑区にある神奈川県立津久井湖城山公園の根小屋地区の区域となっています。
この津久井城跡がどのような山城なのか明らかにするため、相模原市教育委員会文化財課、市立博物館、(公財)神奈川県公園協会とそれぞれに所属する市民ボランティアにより、市民協働調査の一環として、毎年発掘調査を行っています。
今年は11月4日から城坂曲輪群(しろさかくるわぐん)7号曲輪の発掘調査を開始しました。これまでに中世16世紀後半の柱穴や、平坦面の造成跡が見つかっています。
過去の調査成果はこちら 山城を掘る

津久井城跡 イラスト

今年の調査の様子

調査中です!
今年はどのような遺構や遺物が出土するのか、着々と発掘調査を進めています。
11月23日(日・祝)には発掘調査の成果を広くお知らせするために、現地説明会を行います。
発掘現場の見学は午前10時~午後2時まで、調査員による現地解説は午前11時、午後1時から行います。
過去の5号曲輪の成果や7号曲輪の様子、さらには出土した土器なども展示・解説しますので、ぜひお越しください。

※この現地説明会は「宝ヶ峰の里まつり」と同時開催です。
そのため駐車場が大変混み合いますので、公共交通機関にてお越しください。
津久井湖城山公園アクセス
(考古担当学芸員)


