1月23日、当館の実習実験室にはこの動物の問題について熱い議論が交わされました。

クリハラリス
特定外来生物、クリハラリス(別名タイワンリス)です。
神奈川県の南東部はクリハラリスの高密度生息域ですが、近年その密度が急激に高まり、分布が北上。2021年にはついに相模原市内でも目撃され、2024年にはなんと、博物館周辺の樹林地でも目撃されました。博物館周辺の個体はその後移動したようで、別の場所で散発的な目撃例があり、同一個体かもしれません。
いずれにしても、まだ市内では明確に定着しているとは言えませんが、こうした分散個体がいずれ定着していく可能性が高く、対策は急務です。そのため、2022年から危機感を共有する行政と博物館、研究機関、大学、高校などが手を組み、「クリハラリス情報ネット」を立ち上げました。定期的に打合せ会を行い、調査研究の最前線の情報を共有、ディスカッションしています。
この日は、捕獲されたクリハラリスが何を食べていたのかを、環境DNAを使って調べている光明学園相模原高校理科研究部から発表がありました。

高校生による発表
また、市内の麻布大学や日本獣医生命科学大学からも研究の経過発表があり、調査研究の進め方などについてディスカッションしました。
外来種の問題は身近でとても難しい問題です。これからもしっかりと情報共有をしていきたいと思います。
(生物担当学芸員)


