早春の音

3月7日、博物館周辺の樹林地では、ウグイスが「ケキョ、ホケキョ」と控えめに囀りを始めました。

ウグイス(過去に撮影したもの)

「早春の鳴きはじめは下手だね」とよく言われるのですが、それもそのはずで、ウグイスの囀り「ホーホケキョ」の「ホー」をしっかり大きく伸ばすには、喉を大きく膨らませて空気をためなくてはいけません。鳴きはじめはまだ喉が伸びずに膨らまないため、ホーが短かったり、寸詰まりになったりするのです。上の写真は昨年の初夏に撮影したものですが、鳴いていない時でも喉が少し膨らんでいるのがわかります。

囀るオス 喉が膨らんでいるのがわかります(過去に撮影したもの)

これからどんどん大きな声で美しく鳴いてくれるはずです。しばらくは、早春の音と思って楽しみましょう。
さて、植物の方はどんどんと春の歩みを進めています。ノイバラは早くも新芽が開いてきました。

ノイバラ

コブシは、街路樹などですでに開花している株もありますが、博物館周辺ではもう少しかかりそうです。

博物館前庭のコブシの花芽

そして、テングチョウは晴れ間と共に現れます。

日向ぼっこするテングチョウ

成虫で越冬していたので翅(はね)がボロボロですが、春の陽ざしを浴びて温まると、元気よく飛び立ちます。
季節が加速しているのが感じられます。
(生物担当学芸員)

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