大野中公民館で境川についてお話しました

3月7日(土)の午後、大野中公民館の歴史講座で、境川の歴史や自然について当館生物担当学芸員がお話しました。テーマは、「都市を流れる生きものの宝庫 境川の歴史と自然」です。“歴史や自然”と言っても、生物の学芸員がお話できるのは、ほんのわずかなことだけなので、ほぼ、生きものの話をしました。

講座の様子

歴史というより、境川の基礎知識として、源流と河口について、あるいは、河川用語としての「流域」という言葉について、そして、現在の境川は、その名のとおり相模原市と東京都町田市との境を流れていますが、一部の地域には「相原」や「小山」など、共通する地名があり、かつては必ずしも「境目」ではなかったことなども触れました。
生きものについては、北向きが多い川沿いの斜面林に特徴的な早春の植物や・・

 

アズマイチゲ

ヤマエンゴサク

境川と言えば!1月にNHKのニュース番組でも取り上げていただいたカワセミです。

カワセミ

さらに、様々な野鳥を紹介しました。

バン

「自然豊かな都市河川」であるとともに、境川が抱える外来種の問題についても触れました。

特定外来生物クリハラリスが2021年に市内で初めて確認されたのは、境川の斜面緑地でした

こうした問題を把握し、希少な植物などを保護するには大きな労力がかかり、それを実践する特定非営利法人境川の斜面緑地を守る会などの活動あっての自然であることも紹介しました。そして、まずは境川を実際に歩いて楽しみ、見守ることが、境川の貴重な自然を守る第一歩であることを強調して終わりました。
参加者のみなさんから「これまでとは違った視点で境川を見られそう」などと感想をいただきました。これをきっかけに、境川の自然を守る担い手が一人でも増えたら嬉しいです。
(生物担当学芸員)

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