雨でしたが、部分日食観望会を開催しました

今日3月9日は日本全国で部分日食が見られるはずでしたが、ここ相模原市では残念ながら朝からあいにくの曇り空、日食が始まる午前10時ごろまでには雨も降りだしました。そんな中ですが、4人方が観望会に足を運んでくださいました。ご参加ありがとうございました。

観望会では、悪天候のため日食を眺めることが出来ないので、博物館の地下1階の大会議室にて日食の仕組みや太陽の科学について担当学芸員が解説しました。
部分日食観望会の様子1
解説後には、参加者の皆さんに3階の天体観測室の見学をしてもらいました。天体観測室の解説は、ゲストとして元・博物館職員で天文分野の学芸員を長年務められた杉本さんに担当していただきました。
部分日食観望会の様子2

天体観測室見学後もイベント終了まで、インターネット中継をスクリーンに映して、北海道の札幌など晴れている地域の日食の模様を眺めました。

イベントはほぼ予定通り12時ごろに終了しました。受付や誘導には博物館ボランティアの市民学芸員さんにご協力いただきました。いつもありがとうございます。
部分日食観望会の様子3

ところで、日食が見えず天気が悪かった今日の博物館ですが、じつはなかなかにぎやかでした。平日も展示やプラネタリウムを見学する小学生の団体などの利用が多いのです。ちょうど日食の時間は、エントランスの大型モニターでもインターネット中継を映していましたので、展示見学中の多くの小学生が興味を持って見てくれていたようです。

自然や様々な物事に興味を持っていただくきっかけとして、博物館がお役にててるといいなあと思い取り組んでいます。(天文担当学芸員 岸)

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