カイコは2齢に、そしてシャクトリ虫の擬態(写真あり)

今日(6月9日)夕方、博物館で飼育中のカイコが1回目の脱皮をして2齢になりました。

こちらは脱皮前の眠(みん)の状態の1齢幼虫

明日あたりから、飼育展示を開始したいと思っています。
そして、蚕種(さんしゅ:カイコの卵)の提供先9校の小学校への出張授業も一通り終了しました。ここから、カイコの飼育に専念です。
さて、カイコではないのですが、昨日、博物館の職員がヘンなイモムシを見つけた、と教えてくれました。

植木の幹にまいたテープの縁に乗っています

結構大きくて、7センチくらいあります。おもしろいのは、頭の方です。

頭部を見上げたところ 休眠芽(きゅうみんが)に擬態してます!

なんと、休眠芽(きゅうみんが=木の芽)に擬態しています!これがまるで枝のようにつかまっているところを撮りたかったのですが、残念ながらそう都合良く姿勢はとってくれませんでしたが・・見事ですね。どうやらこのイモムシは、トビモンオオエダシャクというシャクガの幼虫のようです。サクラなどの葉を食べるとのことで、こんどサクラの枝をよく探して、擬態シーンの写真を撮りたいと思っています。

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