雨の演出

今日(10/14)は「初心者のための植物学教室」の2回目を行います。野外観察も行うため、雨の中、対象となる植物のようすを下見をしていると、ハッとさせられるような植物に出会いました。

水滴をまとっていつもと違う姿になっています

雨の滴を花殻に溜めて、晴天時には思いもよらない美しい姿を見せています。
じつはこれ、ヨモギです。もともと花びらも無いし、草餅を作るときでもなければ、ふだんはお世辞にも目に留まるような植物とは言えません。

水滴がレンズになっています

花が落ちて、花を支えていた総苞(そうほう)という部分に表面張力で水滴がつかまっています。
ヨモギが雨の演出で一気に表舞台に立ちました。
もうひとつ、雨が演出して妖艶な輝きを見せていたのはこちらです。

雨に冷えつつ咲くアサガオ

どこからかタネが運ばれて勝手に咲いているアサガオです。ふつうのアサガオなのですが、花色がオーシャンブルー(ノアサガオ系の多年草の園芸種)のような色あいで、水滴をまとっていっそう妖しげです。雨に冷えたのか、花がしなだれているのも演出を際立たせています。
曇りや雨の日は、晴れとはまた違った生きものの表情があります。今日の野外観察がとても楽しみになりました。

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