樹名板の裏でみつけました

博物館での冬の生き物観察の定番、「樹名板めくり」。


大抵はこんなふうに白いふわふわしたものがついています。
この中にはアリグモやハエトリグモ、フクログモの仲間などが潜んでいて、寒さをしのいでいます。


今年目につくのはこの昆虫。キマダラカメムシです。市内ではここ7〜8年の間に分布を広げていて、博物館の敷地内でもすっかりお馴染みになりました。


そして、ちょっとした発見がこちら。
ジョロウグモの卵のうです。
普通は木の幹に産み付けられていて、ちょっと目にはわからない感じなのですが、どういうわけかこんなに目立つところにありました。
鳥などの天敵に持っていかれないか心配ですが、5月末頃まで無事でいてくれれば、たくさんの子グモが現れるのを見る事ができます。
これは良い観察ポイントができました。

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