真夏の植物調査

7月25日、博物館を拠点に活動するボランティアグループである相模原植物調査会のみなさんと、緑区の陣馬山へ植物調査に行きました。天気図の上ではもう梅雨が明けた状態なので、猛暑を覚悟して山道を登りました。

風は気持ち良かったけど、やっぱり暑かった・・

風が吹くと気持ち良いけれど、やっぱり暑さに耐えながらの山歩きになりました。調査はこの地域に生息すると言われている希少種を探すのが目的でしたが、残念ながらその植物は見つかりませんでした。実は過去に何度も調べているのですが見つからず、少し早めの季節にと考えてこの時期に登ったのですが・・目的は達せられませんでしたが、ほかにもたくさんの植物が花を咲かせていました。こちらは、チダケサシです。淡いピンクがとてもきれいでした。

チダケサシ

こちらはカセンソウです。かつてカヤ場となっていたススキ原に多く見られた花ですが、現在ではちょっと珍しい植物になってしまいました。オオマルハナバチが一所懸命に花粉を集めています。

カセンソウとオオマルハナバチ

ウツボグサはちょうど見ごろで、あちこちに咲いていました。

ウツボグサ

こちらは色合いは地味ですが、素晴らしい造形美のオオバノトンボソウです。花の形を飛翔するトンボに見立てているのですが、個人的にはハダカカメガイ(クリオネ)の泳ぐ姿を思い出してしまいます。

オオバノトンボソウ

山頂の草原では、キアゲハが交尾していました。

キアゲハの交尾

このあと、明王峠まで足を延ばして山頂へ戻ると、遠くから雷鳴が・・。慌てて下山して事なきを得ました。

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