秋空が似合う渡り鳥

10月28日、市内の相模川でちょっと珍しい鳥を見ました。
クロハラアジサシという鳥で、関東周辺では繁殖や越冬はしていません。秋の渡りのシーズンに、たまに姿を見せてくれる鳥です。相模川では何年かに一度くらいの頻度で見られます。

クロハラアジサシ

数羽から、多いときは40羽以上の群れが見られたこともありますが、今回は10羽がかわるがわる橋の灯りの上にとまって休んでいました。
すると、ちょっと羽色の異なる個体が飛んできました。

クロハラアジサシ(夏羽)

これも同じクロハラアジサシですが、夏羽です。
この時期に夏羽はなかなか見られないのですが、秋空を背景に飛ぶ姿は息をのむような美しさでした。

冬羽、あるいは若鳥(左)と夏羽(右)

これからまた、遙か遠く、おそらく南西諸島から南アジアなどの越冬地へと向かって旅立つことでしょう。しばしの休息、栄養を補給しながらゆっくり過ごしてほしいですね。

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