シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」でみる名所紹介 21 ㋤

 夏プール 冬はスケート 銀河アリーナ

                         

 絵札に描かれた淵野辺公園の中にある銀河アリーナは、市民が気軽にアイススートを楽しめる施設として平成3年(1991)1月20日に開館しました。一般はもとより、例えば子ども向けのスケート教室など、さまざまな教室や催しが実施されています。
 ※なお、夏場にはプールが開設されていましたが、現在は行っていません。

                         
                         

ところで、銀河アリーナのほかに博物館や野球場、JAXAをはじめ、小・中・高校もある淵野辺公園周辺はかつて米軍基地だったことをご存じでしょうか。
 元々、第二次世界大戦以前には陸軍機甲整備学校があり、戦後は米軍がキャンプ淵野辺として使用して、広大な基地内にはアンテナが立ち並ぶ通信基地のほか、約50戸の米軍家族の住宅やスポーツ施設・ピクニックエリアなどがありました。
 写真は昭和50年(1975)8月・キャンプ淵野辺正門を写したものです。

                         

 その後、キャンプ淵野辺の米軍施設としての役割は縮小し、昭和49年(1974)11月30日に全面返還されましたが、その前の昭和46年(1971)12月から施設の一部が開放され、あまり利用されていなかったピクニックエリアは市民が利用できることになりました。
昭和47年(1972)3月・ピクニック広場で遊ぶ子どもたちを撮影したこんな写真も残っています。

                         

 現在では、さまざまな施設が建設され、多くの人々が集う淵野辺公園は、軍都や米軍施設など、相模原の歴史を知る上でも大切なところでもあるのです。

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