シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」で見る名所紹介 ㉘ く

暗闇に 蛍飛び交う 道保川公園

ホタルというと「きれいな水」というイメージがありますが、それだけがホタルに必要な条件ではありません。
例えばゲンジボタルに必要なのは、幼虫の餌となる巻き貝(主にカワニナを食べる)、土でできた岸辺(潜ってサナギになるために必要)、暗くて飛翔しやすい空間(成虫が発光して配偶行動をするために必要)、などです。こういった複数の条件が揃わないと、ゲンジボタルは生息できません。ホタルと「きれいな水」は、それらを含んだ象徴的なイメージと言えます。

発光するゲンジボタル

道保川公園

道保川公園は、相模横山・相模川特別保全地区の一角にあり、ホタルが観察できる公園として知られています。湧水を水源とする道保川と段丘崖の斜面林を利用して整備された公園で、様々な植物や野鳥の観察にも適しています。

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