「写真で見る相模原~昭和・平成の生活と民俗~」(No49・資料の収蔵)

前回、三月節供に嫁の実家から贈られるオクリビナについて、博物館が保管している資料の写真を紹介しましたが、博物館には市民の皆様から御寄贈いただいた膨大な数の資料を収蔵しています。

次の写真は、博物館三階にある「生活資料収蔵庫」で、主に民具や生活資料を保管しています。このほかにも、例えば土器や石器、あるいは古文書や記録類など、資料の素材別に収蔵庫があり、温度や湿度の調整など注意を払いつつ、将来に引き継ぐために大切に保存されています。また、博物館が開館して25年が過ぎ、それぞれの収蔵庫は満杯に近い状況になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん資料は保管するだけではなく、さまざまに活用されています。写真は平成14年(2002)度に実施した収蔵品展「講中の共有道具」のPR用ポスターのために撮影したものです。博物館は、展示や教育普及活動、調査や研究等、こうした多くの資料に支えられて活動しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

以下の写真は、地域の共有で保管していた食器類などの講中道具が市(まだ博物館の開館前)に寄贈されることになり、その際に撮影されたものです(昭和58年(1983)3月4日・中央区上溝番田地区)。

道具類は椀小屋・講中倉などと呼ばれる小屋にあり、その中にさまざまな道具が整理されて置かれていました。ちなみに二枚目の写真で紹介したポスターに写っているものも、この地区の講中道具の一部です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資料の寄贈に際しては、毎回、必ず寄贈者の方と内容等を確認しますが、この時も地域の皆様が集まって何があるか調べていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうするとちょっと変わったものが発見されることもあり、これは明治19年(1886)の年号がある幕です。葬式があった際には庭などに祭壇を作り、周囲にこの幕を張ったと言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の写真は、葬式の後の念仏を唱える時に使った数珠(じゅず)を持っています。このように、多くの人が集まって念仏を行ったということを教えていただくとともに、講中道具を寄贈するに際しての記念撮影ともなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回紹介したような博物館での活動に関する写真もいろいろ撮影しており、これらも機会を捉えて紹介したいと思います。

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