蚊ニモマケズ、ヤマビルニモマケズ・・コクランの撮影

7月7日、二十四節季の小暑(しょうしょ)となりました。「暑さがだんだん強まっていく頃」という意味です。
ところが、だんだんどころか、この日の日中は雲間に射す日光が地面の水分を瞬く間に蒸発させ、ものすごい湿度になりました。そんな厳しい中でしたが、確認しておきたい植物があったので、緑区のある林道へ向かいました。こちらの植物、コクランです。

コクラン

野生ランの一種ですが、一見すると花が地味で目立ちません。でも、拡大してみると・・

コクランの花

遊園地にある、飛行機型の乗り物が支柱の周りをグルグル回る遊具のように見えます。乗っているのは妖精?それとも・・みなさんは何に見えますか?

コクランの花(正面)

横から見てもポーズを決めて運転しているようです。

コクランの花(横から)

とてもかわいらしい花を撮影できて嬉しかったのですが・・撮影環境はとても過酷。吹き出す汗に、蚊がぶんぶん群がり、足元はわらわらと近寄って来るヤマビル・・。忌避剤など使って難を逃れましたが、この季節は目的のもの以外にもいろいろな生き物が活発なので、撮影も一苦労です。

 

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