カメムシ注意報

博物館お隣の樹林地を歩いていると、葉っぱの上のかわいい模様が目に付きました。

アカスジキンカメムシの幼虫

よく見ると、同じ木に5、6匹います。真上から見ると、口を開けて笑っているようにも見えるこの虫は、アカスジキンカメムシの終齢幼虫です。ということは、近くにもう成虫になっている個体がいるのではないかと探すと、いました!

アカスジキンカメムシの成虫

この個体は全体の色味が淡く、薄紫色の筋が美しいのですが、緑色や赤スジ模様がもっとはっきりしたものもいます。個体差が大きいので、他の色合いの成虫も撮影できたらまた紹介します。

“カメムシ注意報”のタイトルは、臭いカメムシ大量発生!という意味ではなくて、とびきり美しいカメムシの成虫が見られるタイミングなので、見逃さないように!という意味でした(成虫は春から発生します)。ちなみにキンカメムシ類は、人により感じ方の差がありますが、あまり臭くないと言われることが多いグループです。

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